キャップの溝にこびりついた何か

剥がすの楽しいよね

0泊3日を共に生き抜く戦友たち(遠征準備まとめ)

 全13公演にわたる全国ライブツアーのうち7公演に行くことが決まり、しかもその7公演のうち4公演が俗にいうところの『遠征』になってしまった私です。こんにちは。

 遠征、楽しいです。日常の活動圏から離れることによってそもそもが非現実のライブに、さらに非日常感を加えるエッセンス。それが遠征です。見慣れない土地を歩くのは楽しい。条件がそろえば、ライブ前にどこかしら観光に臨むこともできるでしょう。

 地元に推しが来てくれる喜びももちろんありますが、推しも自分もゆかりのない土地で場所を同じくしてワイワイやるのも、なんだか待ち合わせして遊ぶ友人みたいな感じになっていいですよね。(友人?)

 ぶっちゃけ日帰りで行けるライブよりも特別感や充足度があるような?という気付きを得てから、どことなく遠征にかける気合が日帰りで行くときのそれよりウエイトをかけているような、そんな気がする今日この頃。とはいえ遠出する際に困るのは手荷物です。

 とりわけ数ヶ月のブランクが空いた後の遠征は忘れものをしがち。自宅から物理的に遠いゆえに一つの忘れ物が致命的です。今夏の遠征でもそれをしみじみと実感したところで、備忘録がてら私の遠征にあたって必要な準備についてまとめていきたい所存です。

 とはいえ、どういった行程かで必要になるものはずいぶんと変わってくるもの。今回は以下の前提で進めていこうと考えていますので、よろしくお願いします。

  • 移動手段は往復夜行バスの0泊3日
  • 現地で身なりを整えるのは往路バス到着後、ネカフェのシャワーかスパで。(=バス用品の持ち込みはなし。洗髪類はちゃんとまともなものを使ってることをリサーチ)
  • ライブ直前まで人に会うor観光等のイベントがあり、できるだけ身軽でいたい
  • (一応シーズンとしては夏を想定)

 早速閑話なんですけど、私が好きな遠征スタイルが往復夜行バスなんです。というか高速バスが好き。多分小さいころから長距離移動といえば自家用車で高速道路に乗ることだったせいだと思います。住まいの関東から親の実家の四国まで、盆と年末年始に半日かけて車で移動するのが物心つく前からの習慣でした。車中泊、決して環境としていいものではないけど真夜中のサービスエリアに降りて広い駐車場(とそこに停まっているたくさんの車)を眺めるのが結構楽しい。夜行バスだとカーテンで遮光されているから見ることはできませんが、尋常じゃないスピードで流れていく道路照明を目で追うのもとても楽しいです。個室に近いタイプだったらカーテン開けられるかな。夜の高速道路はロマンです。片道だけ夜行バスって選択肢もありだと思います。

 さて本題に戻りまして。まずは外見から。

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 どこにでもあるだろうリュックサックとトートバッグ。行きはこの二つで荷物をおさめます。帰りは物販とかお土産とかあるから増えるのは仕方ない。青でまとまってますが推しのメンカラは青ではないです。ごめん。単純に青が好きだし自分に推し色合わせるのが死ぬほど苦手で……。粗暴なのでグッズを外に引っかけようものなら3歩進む間になくすため、グッズはつけません。

 その時々で中身を入れ替えていますが、貴重品や取り出す機会が多いものはリュックサック、着替えや使用頻度が低いものはトートバッグに入れます。両腕をできるだけフリーにするべく、現地に到着して身支度を整えたら、トートバッグはコインロッカーに預けて帰りまで出さずに済むようにしたい。とはいっても夏はどうしてもうちわを使う現場なので、リュックサックだと柄がはみ出るのが嫌で現場にトート持ち込んでるんですが……。バス乗車時はトートバッグをバスの網棚に置くので、中身が出ないようにチャック付きにします。全く使ってないけど学生時代にもらった防犯ブザーと当時好きだった格ゲーのキャラクターのパスケースがつけっぱなしになってる、ニャス。

 次にリュックサックに常駐しているシリーズ。

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 中身になった途端過去のツアーグッズであふれかえります。使えるものは全部使え精神。

 右上から、①化粧ポーチ(①)、②小物用巾着、③財布、④雨晴兼用傘、⑤ペンケース、⑥パスケース、⑦ペットボトルカバー、⑧iPadスマホ になります。以下ちょっとした解説。

①化粧ポーチ

 M.S.S Project Tour 2017 Phantasia of Right and Darkness - 光と闇のファンタジア -のツアーグッズだったポーチ。

 パンパンに入ってますが化粧直しで使う気がするものを入れてます。でも今思い返したら実際に直しに使ってるのはファンデとアイシャドウとリップくらいなので、もっと小さくできる気がしてきた。中身は見せられるようなものではないので見せません。6割くらいKATEです。

②小物用巾着

 まずは中身を。

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 イヤホン、充電用ケーブル2本、モバイルWi-Fiルーター、モバイルバッテリー。

 バッテリーは推し御用達のANKER製です。買った当時はすぐにスマホのバッテリーがなくなるので15600mAのものを買ったんだけど、バスで充電もできるしスマホもずっとソシャゲやらない限りは持つので、他の機器を充電するにしてもオーバースペック気味で持て余しています。こいつだけで500gは軽くあるのでだいぶ重い。

 ちなみに高速道路上ではWi-Fiに期待しないほうがいいです。(上位機種や他社回線なら違うかもしれないけど)

③財布

 まあ普通に財布。普段はキャッシュレスで生きてますが、さすがに見慣れない土地に行く際はそこそこ現金を下ろしてます。大体諭吉を若干枚……なんですけど、うっかり使いすぎるので保険かけるのも大概だなあと思っているところです。あとは小銭があると何かと便利なので事前に崩してから行きます。自販機、バス、コインロッカー、人と飲食したときの割り勘など。

 先日岐阜に行ったときはバスが交通ICカードでの支払いに対応してないことと、ワンデーパスポートがあることを事前にTwitterで知れたので本当に助かりました。ありがとうRTしてくれたフォロワー。ありがとう現地のオタク。

④傘

 暑さには強い人間なので日傘差すような人間ではなかったんですけど、5月あたりにめちゃくちゃ暑くなった時にええいままよと思い買った傘です。兼用でいいしちゃんとした傘じゃなくていいと思ってます。遠征先で折りたたみ傘じゃ耐えられないような雨に降られたらおとなしくタクシーに乗ります。遠征先において、安全かつ快適に過ごす手段にはお金をかけるようにしてます。多分。

⑤ペンケース

 何かと筆記する必要性があるかもしれないので、仕事で使ってるペンケースをそのまま持って行ってます。学生時代の後輩の手作りだそうで。かさばらないので重宝してます。ちょっと前までは紙のスケジュール帳も持ち歩いてたんですがスマホに移行気味。

⑥パスケース

 M.S.S Project Tour 2017 PHOENIX -Eternal Frame -のときのツアーグッズ。

 普段から愛用してますが、Suicaを入れつつ、チャック部は小銭入れだったりキーケースだったりします。

⑦ペットボトルカバー

 御覧の通り精密機器を抱えて生きているせいでペットボトルの結露がひったくりの次に怖いのですが、なんかのお茶を買ったときについてきたカバーを適当に使っています。保冷性はあまり期待してないので、これくらいで。遠征時は屋外にいることがどうしても多くなるので、開封した飲料については水は6~8時間、そのほかのものは2~3時間経ってたら飲まないようにしてます。

iPad

 どうしても暇なときの遊び道具。絵を描いたりブログを書いたり(この記事は全編PCで書いてますが)。ごくまれに出先で仕事の事務作業をする必要があるのでその作業用にも使っています。

スマホ

 スマホ依存症なのでどちらかというと常に左手に持っているかもしれない。

 

次にトート常駐のもの。

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うわっむしろオタク要素しかない

①うちわ,②化粧ポーチ(②),③クリアファイル,④着替え,⑤トートバッグ

①うちわ

 すべては現場でこの4枚のうち1枚をその場のテンションで上げるためだけのブツ。選ぶ時間はめちゃくちゃ楽しいんですが、4枚を持ち歩くのはいいけどとにかく柄が邪魔すぎて一回折ってやろうかと思ったこともありました。意外と固くて折る手段に困り、折った後の鋭利になった部分の処理に困りだったのでやむなくそのままの状態で持ち歩いてます。ペンチで切ってライターであぶる?普通に危ないな……。

②化粧ポーチ

 ポーチ本体はM.S.S Project Soul Meeting Tour 2017でのポーチ。さっきのポーチよりこっちのほうがずっと大きい。Nintendo Switchが入るくらい大きい。

 こっちはベース等、現地の朝で使えばそれで済むものを入れてます。

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左から、化粧水、オルビスのフィニッシュパウダー、shu uemuraのファンデーション、KATEの化粧下地、資生堂のパーフェクトスポッティングファンデーション(コンシーラー)。

 あとリキッド系のものを塗るようにブラシ。奥にコットン、綿棒。ここら辺のものはめちゃくちゃポーチの中を汚すのでビニール袋に入れたうえでポーチにしまっています。

 全化粧品の中で、ファンデーションだけデパコス。Twitterでバズってたし普通に有名ですが1日落ちないしコンシーラーつける前に見せたくないものの大部分を隠してくれるのでボトルが重いけど遠征にも持っていきます。色は463なので万が一忘れたら買ってね。

 スポッティングファンデーションはいいんだけど私には色が濃いので別のものを模索中。誰かにあげたい。

③クリアファイル

 突然二次元キャラグッズが出て恐縮です。Fate/Grand Orderギルガメッシュ(キャスター)のクリアファイル。ローソンのコラボで配布してたやつ。以前遠征の準備をしていたときにたまたま目に入ったので遠征入りしました。用途としては、現地で配布されるフライヤーやアンケートを入れるもの。今年の現場は物販でオーダーシートがあったので、それを入れる用にも使いました。あと意図せず人から紙ものをいただくことがままあるので……。

④着替え

 M.S.S Project Soul Meeting Tour 2016でメンバーが着用していたジャージの複製版を販売したときのおまけでついてきたナップサック。これはもうちょっと別の袋を用意したい。

 服は1泊分、もとい現場の参戦服だけ持っていってます。遠征の帰りにそのまま出勤するようだったらその分も持っていきます。夏も服は一番かさばるのでできるだけ減らしたいものの、清潔さとオシャレとの天秤が難しいところ。圧縮袋使う……?

⑤トートバッグ

 M.S.S Project Holy Soul Party 2018のグッズ。予備に一応。金インクでグループ名というシンプルさがとても使いやすい。

 初演だったら物販とか、あるいはお土産とか、まあまあ必要な場面はあるけど、そういった事前に想定したもの以外にも万が一があるかもしれないので忍ばせておく。具体的には私物とかサイン入り色紙とか。

 

 というわけで、リュックとトートに常駐している装備まとめでした。

 他のものはその時々でリュックとトートの間を行き来していますが、その詰め替えタイミングは基本的に『バスに乗る前』と『現地で身支度を整えた後(=ライブ用にセッティング)』になります。

 まずはバスに乗る前にリュック入りするもの。

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メイク落とし、充電器、アイマスク、歯磨きセット、タオル。(洗顔)

 高速バス道中のサービスエリアでメイク落としと洗顔、歯磨きをします。使ってる洗顔フォームは直近の遠征で遠征先に忘れてきてしまったので写真にはないけど、ビオレの洗顔ジェルです。

花王株式会社 ビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにする マッサージ洗顔ジェル

 ひとつのサービスエリアでの休憩時間はだいたい15分~20分。手早くやれば一通りできる。この時のスキンケアはあきらめてます。さすがに時間がない。

 充電器は、私がいつもお世話になっているWillerさんのバスにはコンセントがついているのでありがたく充電させていただいています。

 夜行バスは原則消灯してるんだけれど、足元にライトがあるのでただ目を瞑るだけだと少し光が入ってくる状態です。私はあまり明るいと眠れないのでアイマスクを持参しています。アメニティで置いてあるバスもあります。

 タオルはいつも適当にひっつかんでいくけど写真のはM.S.S Project Soul Meeting Tour 2018のタオルです。

 

 最後!ライブ用の持ち物です。

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 すべてのアイテムをペンライトポーチに入れて行きます。ポーチはM.S.S Project Tour PHOENIX -Eternal Flame-の際のグッズです。

 入れているのは、チケット、ペンライト、電池、眼鏡。

 ペンライトを握っていないと現場にいる人間としての人権を感じられないので、ペンライトを所持しているかはいつも入念に確認しています。その自分の習性を利用して、一番忘れてはいけないチケットをここに入れます。

 ペンライトの電池は充電式です。

  4本で2000円しますが、自分の使い方で計算したら使い捨ての電池を使い続けるより安いという結論に達したような気がします。乾電池って捨てるの割と面倒くさいし。

 眼鏡は、普段裸眼で生活してるけど舞台上の推しを見るにはちょっと視力が足りないので現場の時だけ掛けてます。なので1年中ここの中にいます。ビジュアル的にはコンタクトが欲しいけどそこまでの視力じゃないんだなあ……。

 

 基本的に遠征のときはこれくらいの荷物量で活動してます。観光するときはカメラ入れたり、屋外歩く時間長くなりそうだな~ってときは涼をとれるものを入れたり。もっと改良の余地あるな~!と試行錯誤するのも遠征の醍醐味ですね。

 人間性が限界点ギリギリなので、最低限の清潔感と「行って帰ってこれればよし」というスタンスだからこその軽装備だなあと思いつつ、また次の遠征へと夢を膨らませるのでした。

 あ、ところで0泊3日の後ってめちゃくちゃ疲れてる(当然)から、帰ってきた後は爆睡待ったなしです。午前中に帰ってきて気付いたら夕方とかザラすぎて昼夜逆転が激しいです。遠征慣れない人は、誰かと一緒に体力的に安全な方法からやろうね!私もはじめての遠征はフォロワーと、私がまだ慣れている飛行機で行きました。その時はその時でめちゃくちゃ大変だったんだけど、それはまた機会があったら!

 あ~~~次の現場が楽しみだな~~~~~!!