キャップの溝にこびりついた何か

剥がすの楽しいよね

舞台刀剣乱舞維伝 朧の志士たち を観た

※感想の勢いのために色々なものがガバガバ

 

 ま、ゆーても地元の映画館でライブビューイングなんだけど。

 

 ゲーム自体はやらなくなって久しい。実のところプレイをやめる決定的な出来事があって、しかしそれは私の個人的な事情なのでそれはそれとして、刀剣乱舞というコンテンツ自体は好ましい。

 

 今回の作品の原作にあたる文久三年への匿名調査は、私がゲーム刀剣乱舞をやらなくなってずいぶん経ってからのイベントなので、まあ、とりわけ新鮮な気持ちで。ゲームリリース当初から実装されていた4振り以外は初めましてである。(そう、小烏丸もビジュアルは知っていたが実装されたときにはすでにプレイしていなかった)

 

 刀ステは友人の手引きもあり、映像の形で何本か視聴している。だからこそそのクオリティは認識していたし、ライビュの誘いも二つ返事で乗った。

 それに推し刀(和泉守兼定)もいたので、こんなに楽しみでいいのかなあと不安視する程度には期待度が高く。

 

 いや、いいねほんと。ありがとう刀剣乱舞

 

 そもそも陸奥守吉行と和泉守兼定という二振りが並ぶのが好きなんですよ。

 刀ミュでは戊辰戦争を舞台に二振りの過去の向き合い方が描かれていたような気がしますが(朧気)今作でもその構図は美しかった。対吉田東洋戦で、「前の主を生き長らえさえたくないか?」という問いに対して、苦しむ兼さんと、惑いなく坂本龍馬は近江屋で死ぬと言い放つむつが、本当にとても良い。苦しむ兼さんも良い。迷わないむつも良い。

 しかもさあ!何よあの銃の使い方!兼さん!銃の!使い方を!!!!!知ってる!!!!!!!狙いがブレないように、反動に負けないようにと銃を握る右手首に添えられた左腕が、「よ~く狙うんだろ?」と吉田東洋を射抜くさまが、「あ~~~~なんなんだ和泉守兼定という刀、あまりにもかっこいい」となる。

 銃を毛嫌いするからこそ、銃をよく知ろうとしたのかなあなどということを思う。そういう刀だと思う。きっと。

 

 記憶の限りでは刀剣男士たちは人間を守ったり殺めたりなどはあっても、背中を合わせて戦うということはさほどなかったように思う。それは刀剣男士たちが人間を軽く超えた能力を有しており、かつ通常敵対する歴史修正主義者たちもまた、人間の手には負えない存在だから。けれど今回、登場する『元主』は、元主に因する人格を有していても、その実、人間ではなかった。だからこそ実現した、「岡田以蔵肥前忠広が背中を合わせて戦う」という構図が嬉しいような切ないような。

 南海太郎朝尊が呼ぶところの「魑魅魍魎」である今回の人間たちのような設定があれば、「自分とはなにか」みたいなテーマをいくらでも描けるだろうけど、そういったものはほとんどなく、ただ「岡田以蔵」や「武市半平太」として生きていたのがとても印象的だった。そういうの刀剣男士がやってるから!いやまあそうなんだけど。

 

 坂本龍馬という人物は、その成し遂げた偉業の大きさからか、どうしても英雄としての側面を強調して描かれやすい。というか坂本龍馬の半生を描いたら自然とそうなる。

 けれど今回の坂本龍馬は、「歴史をさかのぼれれば、喪ってしまった二人を喪わずに済むのではないか」と、どんな人間でもきっと抱いたことがあるごくありふれた後悔を口にし、歴史改変の病巣にされた。とてつもなく普通の人間だったな……最近英雄という概念について考えるのがマイブームなのでとてもタイムリーというか。

 作中、かたくなに刀を抜かなかった彼が、唯一の1回を「戦いの中で斬らせてほしい」と願ったむつのために使ったというのが、作品の構成として神がかってたと思う。というか帯刀していたのが陸奥守吉行じゃなくて肥前忠広だったのも良い。時代考証的にも自然なんでしょうか?とにもかくにも、坂本龍馬の腰に差されていた肥前忠広は一度も抜かれることはなく、岡田以蔵の手に渡ってようやくその刃のきらめきが晒されたというのもいいよね。

 

 というわけでただただ勢いのままの舞台刀剣乱舞感想でした。

 次回作告知の歌仙、めちゃくちゃ美しかったな。次回は1回くらい現場頑張ってみようかな。こういう生半可な気持ちだと絶対行けなさそうなくらいあちこちで「戦争だ」って聞くけど。

 

以下、もはやただの衝動の吐露でしかない雑感。

 

・前評判で目にして気にしてたけどむつの人の二の腕やばすぎひん!?!?!は~~あれまるごと筋肉ですか。ほお~~~……すご……??オープニングの殺陣の時点で動きが桁違いすぎて悲鳴を飲み込むので精いっぱいだった。おかしい

・兼さんやっぱり派手な動きが映えるよ~~~~かっこよくてつよい~~~好きだ……

・国広!!!!!かわいい!!!!なんなんだ彼は……兼さんを慕う姿のいじらしさ(相棒!って呼ばれたときの顔アップでくれ)やら鶴丸やむつに甘えるシーンやら、いつの間に彼は全刀剣男士の弟の地位を得たのですか!??Thank you あと成人の日おめでとうでした

・小烏丸の時折見せる片足立ちが優雅すぎていちいち見とれた。というか振る舞いの優美さや現世離れしたお姿に反してユーモアを理解するギャップやらスイッチが変わったときの目つき声色やら素晴らしかった……殺陣のときに袖を片手で抑えながら戦うのも、ハンデを自ら負った上の余裕といったふうにもとれて好き

・染谷さんの鶴丸初めてお目にかかったのだけど、マッジですごいな……色々言いたいことはあるが、「コノ状態カラデモ入レル保険ガアルンデ「ねえよ!!!!(肥前くん)」のくだりはめちゃくちゃ花丸でした。美しすぎてそれ以外のまともな記憶がねえぜ おはぎ手ずから食わせてほしい

・南海先生のちょっとマッドはいってる感じ好き……あの人のポジション、刀剣乱舞じゃなかったら黒幕だろというかよもや黒幕ではなかろうなと警戒してたけど普通にちょっといろんなことに興味がありすぎるだけの人だった。あと大きい人なのに経験足りないからって皆(特に後半のおじいたち)にかばわれてるのがなんかときめきました。そのあとの真剣必殺した後のガチさも良い~~~~はあ~~~ありがちだけどボロボロの状態で眼鏡上げるしぐさが美だった

肥前忠広をお迎えできるチャンスが発生した際にはぜひご連絡のほどよろしくお願い致します。

岡田以蔵さん役一色洋平さんのカテコ挨拶が沁みた。岡田以蔵という人物は歴史的な資料がほとんどなく「以蔵さんのことがわからない」と言いつつも、「理解した気にならない方が真摯なのかなと」と仰ってたことがねえ……マジで以蔵さんをお好きでいらっしゃるんだなと……微妙な言い回しがあやふやだ もう一回確認したいので円盤買うか!?!?!どうしよう……

・刀剣男士たちの挨拶のとき橋の下に体つっこんでた以蔵さん良

・最後のカテコで一番に肥前くんにハイタッチしに行った以蔵さん良

・以蔵さん好きすぎてどうしたらいいのかわからなくなってとりあえずFGOの以蔵さんを育て始めた(何故?)

・あんな人をからかうような顔から遠い小烏丸さまが一番しつこく"精進"されてたのが驚きだぜ!

 

仮面ライダー電王を観た

 今まで全く縁がないに等しかったのに今年に入ってから同年代オタクに立て続けに仮面ライダーを熱烈に勧められる事件が続き、ついに先日3人目から布教をうけ、「これはいよいよ1シリーズは見ておかないといけない」と腹を括って、誰もが一番に『まず観るならこれを観ろ』と提示した『仮面ライダー電王』を観た。

 あー いや、そりゃそうなんだけど 面白かった

 そもそも、「電王の”電”て”電車”から来てるんだ!?」というところから始まった私の電王視聴生活。よくもまあ、あれだけ流行ってたの知っておきながら、主人公の名前もろくに知らないまま10年間いられたよなあ~と思う。いや、でも今観てよかったな~と思う。多分リアルタイムで見てもそんなにハマんなかったし。

 最後まで観続けるほどテンションが続くかなあという心配をしながら、なんだかんだと11日間で全話(+劇場版『俺、誕生!』)を視聴しきったのは確かにこの作品の力だよね。

 総評で色々書くにはボリュームありすぎるので、Twitterで実況してたときのツイートからピックアップしてごにょごにょします。

  小さい頃は仮面ライダーシリーズはちゃんと観てて、かっこよくて好きだったんだけど、かっこいいだけでは見られなくなった一方で、利口でもなかった故に話の内容を理解できなくなったことを理由に観るのをやめた経緯があった(その時期から照らし合わせたらカブトか響鬼くらいだった)ので、1話を観て「わ、わかるぞ~~~!?」ってびっくりしたのがハイライト。いやただ変身しただけだけど。あとは記憶に残ってる仮面ライダーの画面が薄暗かったので、明るくカジュアルさがあったのに驚いた。フォロワーからもカジュアルさから勧められたわけだけど。ここで「なんだ全然身構えなくていいじゃ~ん」って油断しまくった私がいる。言っておくがその油断がお前の身を1週間後くらいに滅ぼすぞ。

  あんまりツイートしなかったけど、みんなが加入するたびに「よ、良~~~!!?!?」って言い続けてる。加入経緯がめちゃくちゃ刺さったのはジーク(準レギュラーだけど)でした。

  劇場版『俺、参上!』でその憑依力(?)の強さがキーになったり最終話でも登場したり、単発ゲストなのかなと思ってたらめちゃくちゃ後から出てきてくれたの嬉しかった~。

 野上良太郎の精神力強すぎない???迷うこともあるけど迷うことも強さ故なのめちゃくちゃ……なんか……すごくない??なんでも背負っちゃうしなんでも責任取っちゃうし~~~未来を守ることとイマジンズとの別れの矛盾にちゃんと向き合って、矛盾を背負ったまま戦う決意をできることも強いなと思う。

  全編で佐藤健の演技力にすげ~~!!?って戦いてた。もちろん声優さんの説得力もあるんだけど、その説得力に見合う身体の芝居するのすごくない!?私は佐藤健初心者でもある(まともに見たのはるろ剣くらい)からめちゃくちゃ佐藤健の芝居にぐらぐら打ちのめされていた。とはいえふにゃふにゃな野上良太郎からめちゃくちゃかっこいい「変身」て台詞が一番ヤバかったけど。なんか。

  この回で、それまで油断していた私がめちゃくちゃにボディーブローをくらって死んだ。

 34話は誰にも記憶されていなかったピアノ弾きの男が、過去の修復から取りこぼされてしまった回なんだけど、今まで多くの人々が救われるべくして救われてきた電王で、『救うはずだったのに救えなかった』存在というのがショッキングだった。一応は彼にも元の時間に戻る可能性を示唆されていたけど、彼がデンライナーに乗ったことで、初期に大勢いたデンライナーの乗客たちのことがよぎり、やたらゾッとした記憶がある(まあそんな設定最初はなかったのかもしれなけど)。そしてピアノ弾きの末路は、『自分に関する記憶を犠牲に変身する』侑斗の戦い方の重さをぐっと強調するわけなんだが……

  30話で良太郎が”桜井さん”が愛理の記憶から失われてることについて侑斗に尋ねたときの返事が、かーなーり、来た。全編を通じて本音を語ることが少ない侑斗だったけど、イマジンによる侵略で一番の影響を受けた存在だったわけで、自分が未来にいるはずなのに自分の痕跡を感じることもできない虚しさだとか、変身するたびに増す孤独だとか、中盤で感じた”ヤなやつ”の裏はどれほどのものかと今はもう想像が止められないというか、今からまた侑斗初登場回見返したら多分泣いちゃうでしょ。そんな気がする。あと「忘れる方もつらい」って言って孤独のままにいる侑斗、劇中ろくに喋らないわ良太郎との接触も拒むわな桜井さんと同じ人間だって感じがするわ。

  そして39話で高校生の侑斗が死ぬことでゼロノスになった侑斗の存在が消滅してしまった40話、デネブが侑斗のことをすっかり忘れて(侑斗との関係がなかったことになって)デンライナーに乗ってるのがマジでめちゃくちゃつらかった。お前、お前……あんなに侑斗を慕っていたのに……デンライナーで同じ風にふるまうんじゃないですよ……。

 それはそれとして、電王に憑依したデネブがどういう戦い方をするのかはちょっと気になる。

  そもそも基本的に人外という概念が好き(イマジンを人外として扱っていいのかは謎)なのでよく考えたら私向きな作品ではあったなあ、と今にして。その上人間と人外のバディとかね、いや好きでしょ……。侑斗とデネブももちろんながら、良太郎と4人のイマジンとの交流も49話かけて丁寧に変化したことを描写されていたのがとてもよかった。細かく書くと際限がないくらいには。本当に。各イマジンと良太郎の関係がみんな違うのもいいよね。良太郎の心の強さを一番認めていたキンタロスや、細かいこと気にすんな!って引っ張り上げてくれる兄貴分的なモモタロスが特に印象に残っている。

  そんなこんなで自分が当初イメージしてたよりも早いスピードで全話視聴してしまった電王は、私の中で凝り固まってしまった仮面ライダー像をぶち壊してくれた素晴らしい作品だった。まだ劇場版が何作か残っているので、そちらものんびり見ていきたい。

 最後に。

 電王観ながら色々あらぶってた私を見守ってくれた(おそらく当時リアルタイムで見てた)フォロワー各位、マジでありがとう~~~~!おかげで完走できたよ!ありがとう!

0泊3日を共に生き抜く戦友たち(遠征準備まとめ)

 全13公演にわたる全国ライブツアーのうち7公演に行くことが決まり、しかもその7公演のうち4公演が俗にいうところの『遠征』になってしまった私です。こんにちは。

 遠征、楽しいです。日常の活動圏から離れることによってそもそもが非現実のライブに、さらに非日常感を加えるエッセンス。それが遠征です。見慣れない土地を歩くのは楽しい。条件がそろえば、ライブ前にどこかしら観光に臨むこともできるでしょう。

 地元に推しが来てくれる喜びももちろんありますが、推しも自分もゆかりのない土地で場所を同じくしてワイワイやるのも、なんだか待ち合わせして遊ぶ友人みたいな感じになっていいですよね。(友人?)

 ぶっちゃけ日帰りで行けるライブよりも特別感や充足度があるような?という気付きを得てから、どことなく遠征にかける気合が日帰りで行くときのそれよりウエイトをかけているような、そんな気がする今日この頃。とはいえ遠出する際に困るのは手荷物です。

 とりわけ数ヶ月のブランクが空いた後の遠征は忘れものをしがち。自宅から物理的に遠いゆえに一つの忘れ物が致命的です。今夏の遠征でもそれをしみじみと実感したところで、備忘録がてら私の遠征にあたって必要な準備についてまとめていきたい所存です。

 とはいえ、どういった行程かで必要になるものはずいぶんと変わってくるもの。今回は以下の前提で進めていこうと考えていますので、よろしくお願いします。

  • 移動手段は往復夜行バスの0泊3日
  • 現地で身なりを整えるのは往路バス到着後、ネカフェのシャワーかスパで。(=バス用品の持ち込みはなし。洗髪類はちゃんとまともなものを使ってることをリサーチ)
  • ライブ直前まで人に会うor観光等のイベントがあり、できるだけ身軽でいたい
  • (一応シーズンとしては夏を想定)

 早速閑話なんですけど、私が好きな遠征スタイルが往復夜行バスなんです。というか高速バスが好き。多分小さいころから長距離移動といえば自家用車で高速道路に乗ることだったせいだと思います。住まいの関東から親の実家の四国まで、盆と年末年始に半日かけて車で移動するのが物心つく前からの習慣でした。車中泊、決して環境としていいものではないけど真夜中のサービスエリアに降りて広い駐車場(とそこに停まっているたくさんの車)を眺めるのが結構楽しい。夜行バスだとカーテンで遮光されているから見ることはできませんが、尋常じゃないスピードで流れていく道路照明を目で追うのもとても楽しいです。個室に近いタイプだったらカーテン開けられるかな。夜の高速道路はロマンです。片道だけ夜行バスって選択肢もありだと思います。

 さて本題に戻りまして。まずは外見から。

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 どこにでもあるだろうリュックサックとトートバッグ。行きはこの二つで荷物をおさめます。帰りは物販とかお土産とかあるから増えるのは仕方ない。青でまとまってますが推しのメンカラは青ではないです。ごめん。単純に青が好きだし自分に推し色合わせるのが死ぬほど苦手で……。粗暴なのでグッズを外に引っかけようものなら3歩進む間になくすため、グッズはつけません。

 その時々で中身を入れ替えていますが、貴重品や取り出す機会が多いものはリュックサック、着替えや使用頻度が低いものはトートバッグに入れます。両腕をできるだけフリーにするべく、現地に到着して身支度を整えたら、トートバッグはコインロッカーに預けて帰りまで出さずに済むようにしたい。とはいっても夏はどうしてもうちわを使う現場なので、リュックサックだと柄がはみ出るのが嫌で現場にトート持ち込んでるんですが……。バス乗車時はトートバッグをバスの網棚に置くので、中身が出ないようにチャック付きにします。全く使ってないけど学生時代にもらった防犯ブザーと当時好きだった格ゲーのキャラクターのパスケースがつけっぱなしになってる、ニャス。

 次にリュックサックに常駐しているシリーズ。

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 中身になった途端過去のツアーグッズであふれかえります。使えるものは全部使え精神。

 右上から、①化粧ポーチ(①)、②小物用巾着、③財布、④雨晴兼用傘、⑤ペンケース、⑥パスケース、⑦ペットボトルカバー、⑧iPadスマホ になります。以下ちょっとした解説。

①化粧ポーチ

 M.S.S Project Tour 2017 Phantasia of Right and Darkness - 光と闇のファンタジア -のツアーグッズだったポーチ。

 パンパンに入ってますが化粧直しで使う気がするものを入れてます。でも今思い返したら実際に直しに使ってるのはファンデとアイシャドウとリップくらいなので、もっと小さくできる気がしてきた。中身は見せられるようなものではないので見せません。6割くらいKATEです。

②小物用巾着

 まずは中身を。

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 イヤホン、充電用ケーブル2本、モバイルWi-Fiルーター、モバイルバッテリー。

 バッテリーは推し御用達のANKER製です。買った当時はすぐにスマホのバッテリーがなくなるので15600mAのものを買ったんだけど、バスで充電もできるしスマホもずっとソシャゲやらない限りは持つので、他の機器を充電するにしてもオーバースペック気味で持て余しています。こいつだけで500gは軽くあるのでだいぶ重い。

 ちなみに高速道路上ではWi-Fiに期待しないほうがいいです。(上位機種や他社回線なら違うかもしれないけど)

③財布

 まあ普通に財布。普段はキャッシュレスで生きてますが、さすがに見慣れない土地に行く際はそこそこ現金を下ろしてます。大体諭吉を若干枚……なんですけど、うっかり使いすぎるので保険かけるのも大概だなあと思っているところです。あとは小銭があると何かと便利なので事前に崩してから行きます。自販機、バス、コインロッカー、人と飲食したときの割り勘など。

 先日岐阜に行ったときはバスが交通ICカードでの支払いに対応してないことと、ワンデーパスポートがあることを事前にTwitterで知れたので本当に助かりました。ありがとうRTしてくれたフォロワー。ありがとう現地のオタク。

④傘

 暑さには強い人間なので日傘差すような人間ではなかったんですけど、5月あたりにめちゃくちゃ暑くなった時にええいままよと思い買った傘です。兼用でいいしちゃんとした傘じゃなくていいと思ってます。遠征先で折りたたみ傘じゃ耐えられないような雨に降られたらおとなしくタクシーに乗ります。遠征先において、安全かつ快適に過ごす手段にはお金をかけるようにしてます。多分。

⑤ペンケース

 何かと筆記する必要性があるかもしれないので、仕事で使ってるペンケースをそのまま持って行ってます。学生時代の後輩の手作りだそうで。かさばらないので重宝してます。ちょっと前までは紙のスケジュール帳も持ち歩いてたんですがスマホに移行気味。

⑥パスケース

 M.S.S Project Tour 2017 PHOENIX -Eternal Frame -のときのツアーグッズ。

 普段から愛用してますが、Suicaを入れつつ、チャック部は小銭入れだったりキーケースだったりします。

⑦ペットボトルカバー

 御覧の通り精密機器を抱えて生きているせいでペットボトルの結露がひったくりの次に怖いのですが、なんかのお茶を買ったときについてきたカバーを適当に使っています。保冷性はあまり期待してないので、これくらいで。遠征時は屋外にいることがどうしても多くなるので、開封した飲料については水は6~8時間、そのほかのものは2~3時間経ってたら飲まないようにしてます。

iPad

 どうしても暇なときの遊び道具。絵を描いたりブログを書いたり(この記事は全編PCで書いてますが)。ごくまれに出先で仕事の事務作業をする必要があるのでその作業用にも使っています。

スマホ

 スマホ依存症なのでどちらかというと常に左手に持っているかもしれない。

 

次にトート常駐のもの。

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うわっむしろオタク要素しかない

①うちわ,②化粧ポーチ(②),③クリアファイル,④着替え,⑤トートバッグ

①うちわ

 すべては現場でこの4枚のうち1枚をその場のテンションで上げるためだけのブツ。選ぶ時間はめちゃくちゃ楽しいんですが、4枚を持ち歩くのはいいけどとにかく柄が邪魔すぎて一回折ってやろうかと思ったこともありました。意外と固くて折る手段に困り、折った後の鋭利になった部分の処理に困りだったのでやむなくそのままの状態で持ち歩いてます。ペンチで切ってライターであぶる?普通に危ないな……。

②化粧ポーチ

 ポーチ本体はM.S.S Project Soul Meeting Tour 2017でのポーチ。さっきのポーチよりこっちのほうがずっと大きい。Nintendo Switchが入るくらい大きい。

 こっちはベース等、現地の朝で使えばそれで済むものを入れてます。

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左から、化粧水、オルビスのフィニッシュパウダー、shu uemuraのファンデーション、KATEの化粧下地、資生堂のパーフェクトスポッティングファンデーション(コンシーラー)。

 あとリキッド系のものを塗るようにブラシ。奥にコットン、綿棒。ここら辺のものはめちゃくちゃポーチの中を汚すのでビニール袋に入れたうえでポーチにしまっています。

 全化粧品の中で、ファンデーションだけデパコス。Twitterでバズってたし普通に有名ですが1日落ちないしコンシーラーつける前に見せたくないものの大部分を隠してくれるのでボトルが重いけど遠征にも持っていきます。色は463なので万が一忘れたら買ってね。

 スポッティングファンデーションはいいんだけど私には色が濃いので別のものを模索中。誰かにあげたい。

③クリアファイル

 突然二次元キャラグッズが出て恐縮です。Fate/Grand Orderギルガメッシュ(キャスター)のクリアファイル。ローソンのコラボで配布してたやつ。以前遠征の準備をしていたときにたまたま目に入ったので遠征入りしました。用途としては、現地で配布されるフライヤーやアンケートを入れるもの。今年の現場は物販でオーダーシートがあったので、それを入れる用にも使いました。あと意図せず人から紙ものをいただくことがままあるので……。

④着替え

 M.S.S Project Soul Meeting Tour 2016でメンバーが着用していたジャージの複製版を販売したときのおまけでついてきたナップサック。これはもうちょっと別の袋を用意したい。

 服は1泊分、もとい現場の参戦服だけ持っていってます。遠征の帰りにそのまま出勤するようだったらその分も持っていきます。夏も服は一番かさばるのでできるだけ減らしたいものの、清潔さとオシャレとの天秤が難しいところ。圧縮袋使う……?

⑤トートバッグ

 M.S.S Project Holy Soul Party 2018のグッズ。予備に一応。金インクでグループ名というシンプルさがとても使いやすい。

 初演だったら物販とか、あるいはお土産とか、まあまあ必要な場面はあるけど、そういった事前に想定したもの以外にも万が一があるかもしれないので忍ばせておく。具体的には私物とかサイン入り色紙とか。

 

 というわけで、リュックとトートに常駐している装備まとめでした。

 他のものはその時々でリュックとトートの間を行き来していますが、その詰め替えタイミングは基本的に『バスに乗る前』と『現地で身支度を整えた後(=ライブ用にセッティング)』になります。

 まずはバスに乗る前にリュック入りするもの。

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メイク落とし、充電器、アイマスク、歯磨きセット、タオル。(洗顔)

 高速バス道中のサービスエリアでメイク落としと洗顔、歯磨きをします。使ってる洗顔フォームは直近の遠征で遠征先に忘れてきてしまったので写真にはないけど、ビオレの洗顔ジェルです。

花王株式会社 ビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにする マッサージ洗顔ジェル

 ひとつのサービスエリアでの休憩時間はだいたい15分~20分。手早くやれば一通りできる。この時のスキンケアはあきらめてます。さすがに時間がない。

 充電器は、私がいつもお世話になっているWillerさんのバスにはコンセントがついているのでありがたく充電させていただいています。

 夜行バスは原則消灯してるんだけれど、足元にライトがあるのでただ目を瞑るだけだと少し光が入ってくる状態です。私はあまり明るいと眠れないのでアイマスクを持参しています。アメニティで置いてあるバスもあります。

 タオルはいつも適当にひっつかんでいくけど写真のはM.S.S Project Soul Meeting Tour 2018のタオルです。

 

 最後!ライブ用の持ち物です。

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 すべてのアイテムをペンライトポーチに入れて行きます。ポーチはM.S.S Project Tour PHOENIX -Eternal Flame-の際のグッズです。

 入れているのは、チケット、ペンライト、電池、眼鏡。

 ペンライトを握っていないと現場にいる人間としての人権を感じられないので、ペンライトを所持しているかはいつも入念に確認しています。その自分の習性を利用して、一番忘れてはいけないチケットをここに入れます。

 ペンライトの電池は充電式です。

  4本で2000円しますが、自分の使い方で計算したら使い捨ての電池を使い続けるより安いという結論に達したような気がします。乾電池って捨てるの割と面倒くさいし。

 眼鏡は、普段裸眼で生活してるけど舞台上の推しを見るにはちょっと視力が足りないので現場の時だけ掛けてます。なので1年中ここの中にいます。ビジュアル的にはコンタクトが欲しいけどそこまでの視力じゃないんだなあ……。

 

 基本的に遠征のときはこれくらいの荷物量で活動してます。観光するときはカメラ入れたり、屋外歩く時間長くなりそうだな~ってときは涼をとれるものを入れたり。もっと改良の余地あるな~!と試行錯誤するのも遠征の醍醐味ですね。

 人間性が限界点ギリギリなので、最低限の清潔感と「行って帰ってこれればよし」というスタンスだからこその軽装備だなあと思いつつ、また次の遠征へと夢を膨らませるのでした。

 あ、ところで0泊3日の後ってめちゃくちゃ疲れてる(当然)から、帰ってきた後は爆睡待ったなしです。午前中に帰ってきて気付いたら夕方とかザラすぎて昼夜逆転が激しいです。遠征慣れない人は、誰かと一緒に体力的に安全な方法からやろうね!私もはじめての遠征はフォロワーと、私がまだ慣れている飛行機で行きました。その時はその時でめちゃくちゃ大変だったんだけど、それはまた機会があったら!

 あ~~~次の現場が楽しみだな~~~~~!!

舞台 ヨルハVer1.3a at サンシャイン劇場

 ゲームが、好きで。ヨルハ部隊をモチーフとした舞台があることは知っていたけど、今回ようやく行くことができた。

 真珠湾降下作戦に救いがないことは知っていた。むごいのは、死んだ者たちよりも生き残ってしまった者たちだということも。

 舞台シナリオの事前情報は得ずに行った。ゲーム中での真珠湾降下作戦のノベルを読んだのも、もう2年前だ。あやふやな記憶の中、それでも凄惨な作戦を生き残ってしまった二号とアネモネが舞台でどう生きるのかが見たくて、劇場に足を運んだ。

 

yorha.com

※ゲーム「NieR:Automata」内で描かれる同作戦をなぞる形で感想を書くので、まったくネタバレされたくない方は未読推奨です。

 

全体的な感想

 観劇後の感覚は、”脱力”だった。

 絶望から始まり、絶望に終わった。真珠湾降下作戦は、そういうものだ。地球に降りたヨルハ部隊に、晴れやかな希望など、用意されてはいないのが真珠湾降下作戦なんだと、知っている。

 彼らと作戦を共にするレジスタンスたちも、それを逃れることはない。いっそ、玉砕の覚悟でいえば、ヨルハよりもずっと強くその意思を持っていたのかもしれない。ローズ隊長の口ぶりには、それをわずかに感じられる含みがあった。何百年と緩やかな下り坂の中にあった彼らからすれば、ヨルハの存在とヨルハが成し遂げようとしたことは暗闇の中にたらされた蜘蛛の糸だったのだろう。蜘蛛の糸だとわかっているからこそ、すべての仲間が引き上げられることはないと理解していた。

 ヨルハは、レジスタンスたちとの関わりの中で、自らの生き方を問うようになる。

『なぜここにいるか』『ここで何を為すのか』に、「作戦」以上の意味を見出そうとする。「名前を持つことが禁じられている」、自我を許されない存在に禁忌を与えたのは、まぎれもないレジスタンスたちだ。

 それは、真珠湾降下作戦の成功には欠かせない要素だったけれど、ヨルハ当事者にとっては、さらなる苦しみ以外の何物でもない。

 ただ、その苦しみの果てで至った結末には、誇りと、意思がきらきらと光っていた。

 

二号とアネモネ

 ゲーム版真珠湾降下作戦の生き残りだった二人は、ゲームで実際にその姿を見ているだけに、特別な存在だった。

 二号は真相を知る者として。アネモネは死にそびれた者として。

 それぞれはその後長い間再会することはなく、ゲーム内の時間軸でようやく互いの生存を認識する。ゲーム内では、そうだった。これ以上は言わないけれど。

 二号は、私の知る二号がそこにいた。二号は、その特性故に、どこまでも苦しめられ続けることになる。このあたりについてはゲーム内と設定が共通している節があり、説明も詳しい。苦しみながら、戦う理由喪ってから得た刃は、美しかった。

 今回の舞台で強烈に記憶に残ったのが、アネモネだった。今回の当初の目論見を差し引いても、この結論は変わらなかっただろうと思う。

 登場の瞬間から、さいごまで、とてつもなくカッコいい。無口なようで、不足はない男だった。聡い男だった。感情を抑え、合理的に動けるが、その手段をとった己に傷つかない男ではなかった。

 二十一号、ダリアとのストーリー上の関わり方が、つらく、切ない。

 中央~上手席で見た二十一号とのあのシーンは、思わず喉がひきつった。

 あの後彼が選んだ道は、彼だからこそだなあと思う。

 

さいごに

 どのキャラも、観劇前の想定よりずっと好きになって終わった。ストーリーは、まだ落とし込むのに時間がかかりそうだ。あの話は、長い時間をかけて考えて、どこかにしこりとして残っていく、そういうものだと思う。

 何も買うつもりなかったのに、結局手元には

・パンフレット

・複製台本

・過去ヨルハBlu-ray

アネモネのブロマイド

 がある。いや上3つはなんだかんだ買う予感はあったけど、よもやブロマイドまで買ってしまうとは。

 そして記録にも残しておきたくて、久々にブログを書く始末。

 楽しかったとか、感動したとか、そういう括りの作品ではないのだけど、生の目で見たヨルハとレジスタンスの生きざまは、泥臭く、美しく、忘れがたい。

 それでは。

 人類に栄光あれ。

M.S.S Project Tour 2019 PANZER -The Ultimate Four- FINAL at さいたまスーパーアリーナ

  ただの自業自得で当日1時間半くらいの睡眠時間で挑んだんですけど魔剤とアドレナリンの力ってすげーな。でもこれからはちゃんと6時間くらいは寝れるように前倒して作業しようね。

 こういうことになるからサ……

(当日取引する人にDMするとか言ってたのもすっぽ抜けて普通に連絡待ったりリプしたりしてたし 本当に当日会った方々に対して粗相がなかったか心配だ 本当にごめんなさい)

 SMTジャージはまだ見つかってません。JRのどっかで落としたのはほぼ確定なので明日問い合わせしてみようと思っています。

 

 

  あとは今ライブに向けて色々準備してたものが形にできたのが個人的には思い出深いですね。フラスタ一緒に作ってくれた某氏、そしてご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

 

 さて出不精の権化こと水糊、当然のことながら今回がたまアリ処女だったんですけど、横アリと比べてもサイズ感が圧倒的にデカくていっそ恐怖を覚えたのは記憶にある。横アリがキャパのわりにコンパクトなのもあったかもしれないけど。

 入場して目敏く滑車付きの装置見つけちゃって飛ぶんだろうなって予測ついてしまったのはどうかと思うけど、飛ぶだけじゃ済まなかったのが最高にズルい。

 

 Set List

オープニング

たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ

EARTH DEFENCE FORCE IRON RAIN

幕間映像

Bullet Impulse

アスヘノBRAVE

Black and Fire

Borderlands勝手に作ったテーマ曲

ALL IN MY HEART

Over Road

11光年クエス

三次元Triange▽JUNCTION

Arrival of Fear

KIKKUNのテーマ

M.S.S.Party

スターダストメモリー

M.S.S.Panzer

Ghost

ENMA DANCE

ReBirth

We are MSSP!

 

 えっちょっとまってちゃんとまとめたいと思ってTwitterでセトリ検索させてもらったんですけどReBirthやってた……???びっくりするくらい記憶にない……やっぱ寝不足よくないな。うわー。あ、でも「I say Good-Bye」でのあろまのポイの振りが印象に残ったことを思い出した。よかったやってた……(?)

 オープニング、横アリで戦隊ショーやったんだから今回もなんかあるんだろうな~と思ったら外国人残党兵vsMSSPとかいう構図激ヤバなアクトが展開されて。外国人呼ぶ!?そこに拘る!?すげえな……???

 ムービーでの台詞の踏襲のおかげで、映像のリアリティが会場で再構成されたような感覚。演出がかしこすぎる。

 わちゃわちゃしてるうちに全員が撃ち抜かれ、えおえお、あろまと復活を遂げていくときに、カメラにむかってサムズアップするえおえおがめちゃくちゃ好きでした。マフラータオルいいね!4人が生き返りながらグッズステマしてる間ずっと喜んでる残党兵のみなさんありがとうございました。あの手のモブ演技何気に大変だよねえ。

 カレーに銃弾突き刺さってたやつみたいな小ネタ、ああいうのに弱い。

 黒布で隠されていた戦車、乗り込めるようになってるのがめちゃくちゃかわいいし、会場で「パンツァーフォー!」って叫ぶのめちゃくちゃ興奮したし、終わった後にさっさと分解されて片付けられる戦車も好き。戦車バラされるのすごい速かった。

 実況パートは多分円盤で見た方が色々わかるのでそっちでちゃんと確認させてもらお。とりあえずアナログゲーム実況でプロポーズを選ぶもんだから「おっ女性向けムーブか???」って身構えたけどいつも通りで安心した。

 幕間はパペットワーク芸えおえおが大好きなので感謝でしたね…。これも詳細は円盤待ち!

 音楽パート、選曲そのものはツアー時とは大差なかったけど、その分たまアリだからこそできる演出で埋め尽くされていた。

 Borderlandsのテーマでは戦車を模したバギーで走り回り、Over Roadで炎が上がり、M.S.S.Partyとスターダストメモリーでムビステ、Ghostでついにあろまえおえおが空を飛び、ENMAは横アリ振りに爆発して、We areであろまえおえおが花道センステを全力疾走した。

 ツアー中、終始きっくんはギターを構えていたので、Borderlandsのテーマでギターを降ろしていた姿がなぜか衝撃的だった。ギターソロ、アルバム音源ぽいなあって思いながら聞いてて、地味にショックだったね。それと同時にギター弾いてるきっくんが好きすぎる自分にびっくりした。ギターのことちっともわからないのに。

  200レベルとか関係なくまともに見れた人超少ないのでは……???スタンド手前も花道になってたらよかったね……欲張りすぎか?アレで見ててテンション維持できたの、最初と、花道に戻ってくるときにスタッフさんにめちゃくちゃ押し上げられてるときくらいだったわ……。

 M.S.S.Partyとスターダストメモリーの2曲をかけてムビステで往復していて、ムビステが動くってことは確かにすごいんだけど、そうは言っても舞台が動くというだけの演出なのに、M.S.S.Partyとスターダストメモリーでその表情が全然違った。

 ムビステ、側面にもモニターがあって、M.S.S.Partyの時はキャタピラ、スターダストメモリーのときは青いパーティクルや火花のようなものが映されていた。

 ムビステという戦車に乗って4色のペンライトに浮かぶ4人は……そうだなあ、ファンの祝福を受けて存在している4人っていうのが視覚化されてて、ファンあってのMSSPというのを実によく感じる画だった。ホールは客席と舞台で明確に境界線が引かれているけど、アリーナクラスになるとその境界が溶けていくよね。アリーナでムビステを下から見上げる位置の人たちめっちゃうらやましいけど、光の海を歩くMSSPもめちゃくちゃよかったよ。あれを見て風の谷のナウシカの映画を思い出した。「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし~」って伝承のシーン。まとう衣は四者四様だし、金色どころか4色の野だったけど。

 この全力でハッピーにしてくるPartyの後にスターダストメモリーが来るの、温度差で脳がキャパオーバーする。どうつないだのか全然覚えてないんだけど繋ぎの難易度の高さ、去年のL4Dのテーマ→Wishのとき並では??

 訓練されきったファンのおかげで一面真っ青になった世界で、力強く歌うFBが神々しくすら見えた。余談だけど、11光年クエストとかスターダストメモリーとかはエフェクトかかってるコーラス?も一緒に流れてるのに、それとのハーモニーをガン無視して声圧かけてるFBが好きだなあと思う。

 M.S.S.Partyのときは全然気にしなかったんだけど、スターダストメモリーのときはムビステの揺れがすごく気になってさ、宇宙船が今にも墜ちそう(宇宙に墜ちるなんて概念ないだろうから比喩だけど)に見えた。それがBメロだったからなおさら。

 CDが発売されて数日の間、Twitter内の私のTLではスターダストメモリーの考察が盛んにおこなわれていたんだけど、あれを見ていたおかげでスターダストメモリーでムビステが採用されたことの意味をぐっと考えちゃった。

 

 トロッコとか気球とかで「怖かった~」って言ってたあの人たちが、ムビステもフライングも「面白かったね~」って言ってたの、謎ベクトルで成長を感じてしまった……。えおえおが「いつか4人で飛ぼう」みたいなことを言ったとき、きっくんはまだしも、FBがフライングしたらどうなるんだろうなってちょっと考えたけど、あの人安全が担保された絶叫系アトラクションは全然好きなタイプの人だったわ。振り回される空中で姿勢が維持できるかはさておき、さほど恐怖心はなさそう。あれ?むしろあんなに振り回されたらきっくんの三半規管のほうが心配……??人外が着地してからセンステ復帰まであまりにも颯爽と歩くものだからフライングの難度がわからない。フライングの感想が「涼しい」なの全然意味わかんねーよ……。

 武道館も横アリも、それぞれ大きなテーマがあった公演だったけど、たまアリはそんな大仰な意味を持つでもなくパワーアップしたMSSPが全力を出すでっかい舞台ってイメージ。それはHSPでのSSA告知映像でも感じたし、全体のセトリとしてもそういう想定だったんだと思う。思うんだけど。

 そんなだから観客としての私はすごく油断してて、そしたらスターダストメモリーが終わってメインステージに戻ってきたきっくんはなんか様子がおかしくて(でも後々振り返ったらKIKKUNのテーマの時点で色々間に合ってなくて変だなあと思ってはいた)、ろくにMCできずに最後のM.S.S.Panzerにつなぐものだから、うっかり「えっ?」と声が漏れてしまった。よくない……本当によくなかった。M.S.S.Panzerを、あんなに……困惑?寂しい?……とにかく、これまでのホールツアーで感じてきたアツい感情を持てずに、ただ体に染みついたペンライトの振りだけは勝手に動いていた。アンコールのとき、うっかり隣の連番に「気持ちが追い付かない」と零してしまった。それでも、バラバラだったコールが徐々にまとまっていくところで、「きれいだなあ」って思った。

 Ghost後のMCは全然普通だったと思う(まるで覚えていないんだけど)。ENMA、ReBirthと、ホールツアー後半のアンコールと同様の曲順で展開されて、うっすらと、「次で終わるんだな」とわかってしまう感じが、今までになく怖かった。

 We areの前のMC、自分も緊張しすぎてあんまり記憶に残ってないんだけどさ、やっぱり今にも泣きそう(というかほぼ泣いてる)きっくんが、言葉が出ずに天井の方見上げたりして、それでもなんとかぽつぽつ言葉を落としてくの、いったい彼にどんな感情があったんだろうなあって、結局よくわからないまま終わってしまって、若干腑に落ちてないところがある。私の理解力が足りてないのか??ただそんな中でも、彼が並々ならぬ葛藤と苦労の未来であの舞台に立っていることは想像に難くないので、きっとそういうことなんだろうなって納得できる。今でも、ギタリストとして生きてる別の道を想うことがあるのかもしれないな~とかさ。それでも、私たちは今のMSSPを愛してしまっているので、その愛されてるMSSPを肯定してくれてるのが嬉しいなって、そんなことを思っていた、気がする。

 We areが終わって、銀テがたくさん乗った花道歩く4人がめちゃくちゃ輝いて好きだったな~~~!あのかっこいい衣装で、無邪気に銀テかき集めてタオルに巻き込んでいくのも、も~~~さ。やりきった解放感が全身に出て、リラックスした4人がいて。でも、「周りの人と配ってね~」なんて気遣うところもあり、あ~~~ほんと、ほんといいですね…。

 すべてが終わって、他のメンバーすら舞台を降りた後、イヤモニを鬱陶しそうに外して客席を一望するきっくんの顔が、網膜に焼き付けられてるような気すらする。

 

 横アリの時並にきっくん語りしてしまったな?どうしてもそういうとこに印象引っ張られがち……。

 未だにたまアリが終わったことに実感が伴ってないんだけど、このままだと円盤が届くまでぼんやりしてそうだな。円盤情報お待ちしています!

 

おまけ(Twitterであらぶったたまアリ関連ツイまとめ)

M.S.S Project Tour 2019 PANZER -The Ultimate Four- at 神戸国際会館こくさいホール

オーラスだね。

えおえお誕生日だったね。

本当にめでたい1日でした。

それはそれとして神戸入りするのに夜行バスで夜の旅を楽しもうとしたら一番忘れてはいけないチケットを忘れて翌日新幹線で行くという大惨事を巻き起こしたけど私は元気です。現地で合流した連番には冗談だと思われていたっぽい。

め~~っちゃマジで〜〜〜〜〜〜す♡

チケットがベッドの上で寝てたから添い寝しました。

損失デケェな〜って軽くショックだったけど予定通りに進んでても空き時間にアニカフェで同じくらいの額使う予定だったので大して変わらなかったわ。

それでは感想いきます。

 

Set list

OP movie

ゲーム実況(マリオ最終面・ピーチ城)

幕間(最強のFPS)

Bullet Impulse

Black and Fire

Borderlandsのテーマ

All In My Heart

Over Road

11光年クエス

スターダストメモリー

三次元Triangle▽JUNCTION

KIKKUNのテーマ

M.S.S.Party

M.S.S.Panzer

Ghost

サプライズイベント

ENMA DANCE

ReBirth

We are MSSP!

 

OPの会場替わりモノローグ、匍匐前進してるときのえおえお「あんよがじょーず」って言ってて、いや〜なんかそれ別のときでも言ってませんでした?CoD実況のときかな。でもあれはFBがダウンしてるときに言ってたからそれはわかるんだけど、いやあの、匍匐前進してるのご自分ですよね……あ、いや大丈夫です。匍匐前進はあんよというよりおててがじょうずって感じですけど…。今回のエンディングの話をいきなりするんですけど色々あって床に転がされたえおえおが生で匍匐前進しててめちゃくちゃ速かったの、さすがプロだな〜と思いました。(何の?)

OP終わって入場してきたとき、あろまがえおえおの銃を持っててえおえおが丸腰だったんだけど、返却を要求されたときにあろまが腿のポケットからえおえおの赤いマウスを取り出してて天丼具合に腹を抱えて笑ってしまった。これだから多ステはやめらんねえ!! 当の本人はマウス取られたの気付かなかったって言ってた。もうえおえおは自分のポケットにマウス仕込んで守るしかないね。ライブオーラス終わったけど。

ゲーム実況パート、今回できっちりストーリーパート完結させてたんだけど、ああいう尺調整ってどうやってるんだろうね。残機の関係で最終的にクッパを倒したのがきっくん(ルイージ)とあろま(キノピコ)だけで、ピーチがキノピコにだけ感謝のキスをしていたり、マリオとキノピオが倒してもいないのにしたり顔で敗走するクッパ一族を見送る様が非常に滑稽であった。それに突っ込んでるMSSP一行が笑えて攻略自体が全然思い出せない。1コースでキノピコの残機が10くらい減ってたくらいしか思い出せない。

幕間でえおえおが考えてた人間100人とモンスター4人のバトロワ、動画内でもEvolveじゃんって突っ込まれてたけど、あれに「でもこの人数でやってるのはないだろ」って反論してて、心底そういうゲームやってみたそうになってたのいいなあと思った。メーカーさん開発お願いします。でもああいうゲーム、人数少ない方の枠の技量でゲームが決まっちゃうからバランス難しいんだって。今回はこれまで以上に真面目な企画会議っぽい感じだった。

さて本編。えおえお推しとして、本日のサプライズの有無、内容が気になってしまい本編についても気がそぞろすぎて記憶が薄い。一応、その手の演出はアンコールの時だろうなあと目測はたててたけど、いやそれにしたって警戒すんじゃん…?

今回えおえおの振り、全体的にPEFの頃っぽい大振りな感じだった。どうしたんだろ。本人にも完全サプライズだったようなので気がそぞろだったんだろうか。いや…そんなしょーもないことないだろうけど…。

対照的に映えるのはあろまのダンスなんだけど、今回は主に「こ、腰〜〜〜!!」って感じだった。腰を低く落とす振りとか、腰回す振りとか、そういうのぜ〜〜〜んぶあろまがめちゃくちゃいいのね。三次元のサビが割と顕著。あとサビ入りで三角作った後に頭に沿って腕を回す仕草もめちゃくちゃ上品だった……。

三次元は割とライブでのここ好きポイント多くて、サビでFBが平べったい発声で「泣いていた」の「た」を歌うのも好きなんですよね。本来歌唱としてはダメなんだけど、その語気の強さが彼のパワフルさを感じられていいなあというか…。基本的に彼の歌唱は前提として音圧があって強い一方、柔らかさを前面に出していることが多い(だからパパだとか言われるんだろう)けど、三次元はそもそもハードな曲なので、自然と力が入ってしまうのだろうな……

KIKKUNのテーマ、いつものメンバーとのコーレスがめちゃくちゃ面白かった。

FB「今回もきっくんと共通点がある神戸の名産を見つけました」

などと言うので、黄色いシリーズで明石焼きかなあ〜と思ってたら

「きっくんきっくん!神戸牛神戸牛!

  筋肉筋肉!ムキムキムキムキ!!」

え、ええ〜〜〜〜!!??? 

当然なから総ツッコミを食らうFB。しかも言っておいて、牛肉の赤身って筋肉だよね??といまいち確信がない様子。ググっておいてくださいなんて言われてしまったけど、牛肉の赤身は筋肉らしいですよ。

えおえおは最近なんともいえないチョイスが続いていたのか、「ツアーはじまってからずっときっくんに対して思っていたことを言います」ってきっくんのテーマらしいお題を言ったのに、「今日のご飯じゃなくて大丈夫?」とか言われてたのだいぶうけた。

そんなえおえおのコールがこちら。

「きっくんきっくん!移動中移動中!メイク中メイク中!ねてる!ねてる!」

割と頻繁にメイクさんがきっくんの行動に振り回されているエピソード聞くけど、寝てる人にメイクするって大変そうだなあ。

寝すぎ!ってきっくんに指摘する一方で、わかるけど、って言っちゃうえおえお、元祖睡眠王なだけある。

あろまのコールは個人的にかなり盛り上がった。

「中華街中華街!老祥記老祥記!豚まん豚まん!食べれた食べれたーー!!」

微妙なとこ違うかも。

その日、ライブに行く前に老祥記で豚饅頭をいただいたのでやたらとテンションが上がる。

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あろまさんぽとかで行ったときもタイミングが合わなくて…と口早に語っていたあろま、本当に食べたかったんだな……よかったね……。

あろまさんぽに触れてくれたのが個人的にはとても嬉しかった。復活を一生待ってる。

翌日に老祥記の豚饅頭が売ってる店舗を覗いたらやっぱりMSSPのグッズをぶらさげた人が何人か並んでいたので、あろま効果すごいな〜と思いました。そうでなくてもめちゃくちゃ有名店らしいけど。

兵庫のコーレス神がかってたな。

どっかのMCで(多分スターダストメモリー前)給水口を開けてストローで水を吸ってたえおえおにFBが「モンシロチョウかよ!」って突っ込んでて軽く動揺してしまった。も、モンシロチョウ……かわいいな……。

そんなこんなで普通にPanzerまで終了。コールしながらえずきが止まらない私。億が一さあ……なんか……誕生日だしちょっとえおえおさん……やってみませんか……なんてノリでソロ曲歌われてしまったら…ということをどうしても考えてしまって身震いが止まらなかった。

不穏な空気と共にアンコール突入。

ひとまずGhostのイントロで安心する不思議。異常に身構えてたら思いがけないトラブルに面を食らう。なんていうかチェキ……チェキのフィルム補充し忘れるって……そんなことあります?めっちゃウケるけどあれ1階席でワンチャンを期待していた人たちちょっとかわいそうだったな…。

その代わりにってことでカメラさんのカメラを借りてあろまが撮影開始。着物が乱れるのも構わず慣れた所作でシャッターを切っていくあろま。生で一眼構えたあろまを見るのも初めてでは!? カメラマンあろまはあろまの中で一番好きなあろまなのでお目にかかれて嬉しかったです。

曲とは裏腹に和やかなムードのMC(というか茶番というか。今に始まったことじゃないけど)が続き、あろまとえおえおが帰ってきたところで、次の曲。本編でENMA DANCEがなかったのであれば、とすっかりその気になっていた。輝喜さんのスティックがカウントを4つ刻んだ、その直後。

そりゃもう。完全に油断してたよね。

舞台は暗く、音もなく。誰かが声をあげる間もなく、あの曲が。

最初に歌い始めたのは、きっくんだったか、FBだったか、忘れちゃったけど。それに気付いたときには、我先にとその声に追従していった。

2000人でさあ、ハッピーバースデーって歌うの、初めてだったんだけど。あれめちゃくちゃ胸がいっぱいになりますね。下手からスタッフに押されて大きなケーキが来たときには、もう!

推しに直接「誕生日おめでとう!」って声を掛けられることがこんなに幸せとは、思いもしなかった。

ケーキのろうそくを吹き消すように促されたえおえおは、あの布の上から懸命に息を吹くんだけどなかなか消えず、とっさに給水用のペットボトルからストローを出して、それを自分の給水口に差して、ぐるぐるとケーキをまわりながら火を吹き消すさまったら、うん、それだけで面白いやら、愛しいやら。

ストローを抜き取って、軽く振って水気を切るさますらちょっとかっこいいんですよ。ずるいよね。(推した弱みなだけかもしれないが)

肝心の主役が満足に食べられないケーキを、メンバー3人がわらわらと食べに行くのも、予想はついていたけど面白くって。けど負けじとえおえおがケーキにストローを突っ込んでなんとか摂取しようとしていた。

ストローに吸い込まれていく生クリームがモニターにでっかく映されるのもシュールすぎた。

FBの「モンシロチョウかよ!」って本編でのツッコミが脳内再生されたところで、本人から同様の言葉をいただいた。

生クリームは液体じゃないから!とかなんとか、言いながらもなんとか捕食を試みるえおえおの「いちご食えた!」はちょっとした感動エピ認定してもいいと思う。

それにしても、ケーキがかわいいんだな〜

KIKKUN-MK-Ⅱ@MSSP on Twitter: "ツアーラスト神戸公演! お疲れ様でしたー! 最高に楽しかった!そしてやりきったぜ…! 更にえおえお…誕生日おめでとう! ライブでサプライズ演出してお祝いしました! 埼玉スーパーアリーナワンマンも宜しくぅ! チャンネル生もやる! https://t.co/mp8seRgJeg… https://t.co/lNcNK2mAb2"

フォークがちゃんとメンカラなのもいいですね。

そんなに言葉の表情が豊かではないえおえおの、きっとその布の下ではにかんでいることが想像できる声色を聞けたのが心底嬉しかった。

「こんなにたくさんの人に祝ってもらうなんてなかったんで」

何かとイベントごとがメンバーの誕生日に近いときはお祝いしてもらっていたけど(きっくんとかFBとか)、えおえおが、というのも多分今までなかったし、まして彼ら主催のライブで!っていうのは完全に初めてだったから、こっちも本当に、あの場に立ち会えてよかったなあって思ったよ。

今まではさあ、ニコカフェとか、リリイベとか、まあきっとMSSPとは違うところで進行が決められてるんだろうなあってところでのイベントだったけど、今回はまさに!MSSPによるMSSPのためのMSSPのライブ!THEお膝元!っていう場なので、よりホーム感があって、豪勢で、特別だった。

所詮、なんとかチケットを勝ち取って金出してその場に来ただけの一観客でしかない存在なので、別に企画に携わったわけでもないし、というか普通にサプライズを受けた側に近しいわけなんだけど、そう、お祝いを言わせてくれてありがとうだし、その場を用意してくれたMSSPにありがとうだな〜と思った。

eoheoh@MSSP on Twitter: "本日で34歳になりました! 沢山のお祝いメッセージありがとうございます!MSSP頑張ります。 とりあえず免許更新の手紙が来ていたので、本日から1カ月以内に更新行ってきます。あと関係ないけど猫のドアップの写真をつける。… "

 

ここでも触れてるけど、We are MSSP!の前のMCできっくんに一年の抱負を尋ねられたときに、

「MSSPとして、これからも細々と…(ええー、とメンバー客席からのブーイング)、太々と!頑張っていきたいです」

ってMSSPの一員としてって言ってくれるの、いいよね。

あんまりグループに対してのこだわりが薄い私だけど、こればっかりはじんわりときてしまい、手が腫れるんじゃないかという勢いで拍手を送った。

ENMA DANCEで、いつもなら「踊れェ!」と煽るイントロで、きっくんが「eoheohおめでとう!」って祝う声をトリガーに、センターで踊り出すえおえおが、とてもいきいきして見えたんだ。

毎年TwitterやPixivで誕生日とか記念日は盛り上がるけど、ああやってリアルで彼に心からの声を送れる人がたくさんいるんだって感じられたの、本当に貴重な機会だった。あの場にいれてよかった。

ツアーのラストっていうのと、誕生日をぶつけられて、正直なかなかに複雑な心境だったのだけど、誕生日の空気に乗じて特別暖かい雰囲気でツアーを終わるのも、これはこれでよかったです。

1ヶ月半、5公演、駆け抜けたなあ。もっと行きたかった!でも後悔はないね。

SSAまでも案外期間が短いので、短いなりに頑張ります。

ではこんなもんで!

M.S.S Project Tour 2019 PANZER -The Ultimate Four- at 東京エレクトロンホール宮城

はあ~~~どこから話したものか。

今までのツアーは初回はともかく2回目以降の参戦だと書くことあんまり思い付かなくて頓挫すること多かったんだけど、今回はここまでよく毎公演書いたなあという気持ちがいっぱいです。

毎公演4000〜5000字書くほどの熱量を維持させたのは、一体なんなのだろうな。


セトリ(Arrivalと三次元の位置が怪しい)

ゲーム実況 マリオ 

幕間 最強の音ゲー

Bullet Impulse

Black and Fire

Borderlandsのテーマ

All In My Heart

Arrival of Fear

11光年クエス

スターダストメモリー

三次元Triangle▽JUNCTION

KIKKUNのテーマ

M.S.S.Party

M.S.S.Panzer

Ghost

ENMA DANCE

ReBirth

We are MSSP!



 

お揃いのミリタリーな衣装にはいたるところにポケットがついてるわけだが、えおえおの背中のそれにマウスを仕込むFB、そしてそれに気付かず会場でドッキリを食らうえおえおのなんという若さよ。

いやもう、なんつーか毎度のことながら2000人が入るようなホールで中高生(時として小学生)がやるような悪ふざけをする彼らではあるけど、そりゃ10代からの付き合いが地続きでここまできてるんだから、そんなノリのやり取りがあっても自然なのかね。いや…うーん、かつてアホみたいな絡み方をしていた高校時代の友人に、今同じことができるだろうか。20代の己ですらちょっと悩むので、やっぱあんまりなさそうだな。どう?

そんな、我々の前では何十年もサバ読んでるMSSPだけど、中身がちゃんとした大人であることは疑う余地もないので、こうして安心して子供っぽい彼らも受け入れることができるのだなあ。

どう考えても無線が届く距離でもないのに虚しく光っていた光学式マウスも、きちんとライブ後生で本人の手元に戻ってきていてよかったです。

実況はステージそのものの難易度より若干一名による強制スクロール化のほうが残機減の要因ぽいな。あまりにも苛烈なので途中でえおえおがひとりでぐんぐん進み出して他を完全に殺していったのが最強に面白かった。あれはいいヤケクソ。

やっぱりFBがハンデ扱いされるコイン集め、皆の予想を裏切りFBとえおえおのチームが勝ったのも熱い。しかもおんぶにだっこでもなくFBもちゃんとコイン集めてたし。両端で拳を挙げて喜ぶふたり。そういえば実況パートの順番FAKEだったのか。

幕間は…あの…そうね……太鼓太鼓レボリューションの語感が好きかな…FBが考えてたトンツー式、ありそうでなかったやっぱりあってほしくないアイデア感強いけど、そもそも日本語をトンツーしようとしたら一音で何回打たなきゃいけないんだろう?

(調べた)日本語って一音何打って統一されてるわけじゃないんだね。最大5打? それを音ゲーはヤバそう……

何気にイラストのムスカがめちゃくちゃうまかったし、ヘッドホン耳に当ててるムスカが開幕茶番でググる動作のつもりがDJになってしまったFBを彷彿とさせてしまってやたらと笑ってしまった。


さて、音楽パートなんだが、今回は基本的に舞台上のメンバーがあろま以外ほとんど見えない位置だったので大体あろまを見てました。ダンス曲のタイミングで人の頭の間からちょうどよくえおえおが観れることが度々あったのは助かったなあ。

とりあえずホールツアーラストは24日の兵庫だけれど、推しの誕生日ということもあり、多分いつもの公演の感情ではいられないと思うので、ふんわりまとめっぽいことも交えていこうかなと思う。

今ツアー、行きたくて行けたのに行けなかった公演がありつつも、きっと積んだ回数はオタクの全体数がから見て多い部類だろうと思う。過去のツアーもほとんどが行ってない公演より行った公演のほうが多い有り様だったので、よく周囲に「そんなに行って楽しいの?」と問われていて、「楽しいよ」と答えてはいたが、内心はもう少し複雑だった。

いつもどこかで、「複数積むことに意味はあるんだろうか?」という疑問、もとい後悔を抱えながら通っていた。楽しいというより、もっとよくわからない執念で通っていたように思う。あるいは、行かない理由がないから行くといったような、随分と消極的な。PANZERも、そうなるんだろうなと思っていた。ツアー前に色々あって、感情が落ちていたから、余計に。

けど、うん、そんなこと全然なかったんだよね。本当に、毎公演がとても楽しい。何度見ても新しい発見があり、今までに気付いてきたことを再度視認することにも喜びを感じ、帰り道、幸福でいっぱいになり、それを抑えきれずにこうして文章にまとめていくのがひとつのルーチンになった。

なんというか、引力がこれまでと全然違うんだよな。一挙一投足に見所がある。洗練されてきた故に、磨かれてきた故に、本当に、それぞれの動きに“意味”を求めることができるので、ひとりに対して4人分くらいの眼と脳で観測したいと本気で思う。メンバー4人で16人。あとはサポメンとか全体を引きでみるとかそういうので5~6人分くらい欲しい。

サポメン。そうサポメンなんですよ。今公演の特徴的な点は、CHPからずっとギターを弾いてくれていたぽにきが自バンドのライブで欠席していたことなんですよね。その代打で出てくださったのが、tatsuさん。

tatsu🐋 on Twitter: "M.S.S Project Tour2019 東京エレクトロンホール宮城公演終了!! リハーサル無し、ぶっつけ本番のライブ、変な汗いっぱい出しながらやりきった…!✌︎ 代打だったけど温かく迎えてくれてありがとう! 楽しくギター弾けたよ。またどこかで⚡︎ #PUF #MSSP… https://t.co/uMQRWEvTbN"

サポメン欄にピコってあって、「はあ~~~んなるほどね~~~~~」とひとりで合点していたんですけど、いやそんな蛇足よりもなによりも、「リハーサルなし」とは????

いやいくらなんでも当日の荒通しじゃないですけど、そんなことくらいはやったよね?と、思いたいところ。

tatsu🐋 on Twitter: "M.S.S Project Tour2019 PANZER-The Ultimate Four- 東京エレクトロンホール宮城リハーサル終了。 あとは本番楽しむだけ! 本公演のみの参加ですが、 よろしくお願いします✌︎💎 #PUF #MSSP… https://t.co/pGA2NlNncO"

ああ〜〜〜ほらそうじゃん。びっくりした。

どちらにせよ、きっと不安も多くあっただろうに、それを感じさせないBullet Impulseの激しさや、All In My Heartの完璧なイントロソロが、観客としてはとても安心させられた。全部終わった後、MSSPライブのお決まりに翻弄されるさまは思わずニコニコしてしまったけれど。本当にありがとうございました。

最近はサポメンの入れ替わりもずっとなかったので考える機会もなかったんだけれど、サポメンは当然ながら基本的にゴリゴリ演る世界の人達なので、MSSPのライブの在り方や、パフォーマンスのアプローチに疑問を持ったりしないのだろうか、ということを、特に全国ツアーやりはじめた頃の時はよく考えていた。実況と音楽の二足の草鞋、舐めてると思われないだろうか、と。そりゃ賛同してるからこそ参加してくれてるんだけど。なんていっても4人のグループメンバーのうち2人は、当初何をやっているかよくわからないような有様だったし、ショルキー持ってる方は舞台立ってるだけでも精一杯だし、とかなんとか。あの頃は怖かったな。(深くは触れないが武道館のときが一番怖かった)今回、tatsuさんの参加で、そんなことを昔考えていたのを思い出したのだけれど、あの時に比べたら全然怖くない。サポートしてもらうことに、申し訳なさを感じることもない。自信を持って、すごいと言える。

FBのソロ曲2曲の採用は今ツアーの目玉だろうし、愛知、宮城での連続ソロは、本当に、あまりにも、かっこいい。スターダストメモリーのワンコーラスとショルキーソロを舞台のてっぺんで披露するさまは、完全にあの空間を支配していたし、多くの曲で歌いながら細かな振りを散りばめていくサービス精神たるや、舞台の上の人間以外の何者でもないなあ、と今更ながらに感動してしまう。スターダストメモリーのサビを歌い上げた後、ショルキーに移るまでの一瞬で、己の愛機を剣先から持ち手まで流し見てスイッチを押す様すら、魅せてしまうんだ。

きっくんは、歌うときに苦しむことがなくなったなあと思う。そういう演出でもない限りは、いつ見ても笑っていてくれている。Twitterでいつも言ってるけれど、今回のきっくんの衣装は、彼の笑顔と本当によく似合うなあと思う。神妙な顔付きでMCをするきっくんも私は好きで、今回の埼玉以来それが鳴りを潜めてしまったのを少しだけ惜しく思っているんだけど、それを引き換えにしても、笑っていてくれるきっくんが好きだ。宮城公演に来てようやく、そんな笑顔のきっくんの「一緒にいよう」「ずっと」の言葉をすとんと受け入れられるようになった。舞台の上での発言なんて様式美でしかないと思ってるけどさ。こっちも様式美に乗っかれるかどうかってのはまた違う話じゃん。

あろまとえおえおは言わずもがな。というより個々人の話より彼らのパフォーマンスの話をしたい。パフォーマンスの感想で言葉を尽くせることが私が見た彼らの遷移を物語っているので。

とりあえず今公演で初めて気付いたんですけど、Arrival of Fearのサビの最後のフレーズで旗を右肩にかけて左手を手の横にそえて“囁く”ような振りがあったのがもうドチャクソマジギレ案件なんですよね。それで実際に歌詞口パクしてくれていたら失神していたので振りだけでよかったな~~~命拾いしたな~~~と思う。話逸れるけどEgoist Unfairが出てからArrival of Fearが一切表に出なかった(ベストアルバム落ちもした)のでお蔵入りなのかなあと思っていた矢先のセトリ入りが、これまで長く採用されてこなかった曲にも光明が見えたなあと思う。ANCIENTリクエストしてみようかな。他の曲が採用されてもこの曲だけはなさそうだけど。ラスサビであろまとえおえおに殺陣やってほしいじゃん。閑話休題

どの曲のときだったか忘れたんだけど、とりあえずあろまとえおえおが踊ってて私今までシンメという概念を理屈はわかりつつよく理解していなかったし、今後も理解することはないんだろうなあと思っていたんですけど、なんかわかってしまったんですよね……びっくりしすぎて真っ先にシンメオタクに報告してしまった。

これまでのツアーであろまが柔、えおえおが剛なんだな〜ってイメージていたのがまったく逆になる。今回はね、えおえおが柔であろまが剛なんです……。

前回こんなこと言ってたけど、そんな単純な話ではなく、柔と剛のポジションをめまぐるしく入れ替わりながらパフォーマンスをしている。

ダンスなんて所作が完全一致してなんぼだろっていう既成概念めいたものがあったけれど、最早二人の動きの差が芸術だなと思わせられるレベルに昇華されているのか、今ツアーのふたりのパフォーマンス。

大まかに言えば、豪快に旗を振るえおえおと、旗のなびきが芸術的なあろまという対称と、体の重心がしっかりとあり常に正面を見据えるあろまと、視線で追うことで意識が指先まで届いた上に、頭の傾げにも表情が生まれたえおえお。

違うことがフォーカスされるって、すごいじゃん。あ、これがシンメなんだな?って。

シンメオタクのシンメ語り、そういうのもあるのか〜と他人事みたいに見ていたけど、舞台上のあろまえおえおシンメが理解できてしまうと、シンメオタクが言うところのFBきっくんシンメも、じきに理解してしまいそうで怖い。

若干手遅れ感あるけど。

Ghostの話、なんだかんだ毎公演してるけど、今回は美味しかった話をします。客降り曲マジで席による恩恵の格差激しくて本当にやめてほしい。

今回は一階上手、あろまの動線に面した席だったんだけど、久々に半径1メートル以内の距離に推しが来ると、本当にどうしたらいいのかわからなくなったな。とりあえず思ったのは、CHPの時以上にちゃんと着物着付けられてるな……ってのと、お面の顎がなくなった横顔、本当に美しいな……という……感想……。

あろま、通路を曲がるところでしばらく止まって辺りを見回しているんだよね。明らかに「探している」芝居を打っていて、その美しさに、自分の推しを見ることを放棄してしまった。そして「見つけ」、ゆったりと距離を詰めていくさまは、きっとどこかの世界線にはある零のシリーズのムービーにそのまま採用されてるんだと思う。

合流してからの動線の主導権はあろまが握っているので、あろまが通ってきたあたりで写真撮ってもらうことはほぼ叶わないのは分かっていたからまあよかったんだけど、いや、それにしてもあの距離のあろまが観れる席だったらあの距離の推しだって見たかったよう……。あの神がかった演技をしていた裏で推しは何をしてたの?下手で目撃したオタクがこのブログ見てたら私に教えてください。いや、ほんと、贅沢は贅沢をするほどさらに先を欲してしまう。連番のおこぼれにあずかった身分でおこがましいんだけど……。

それにしても、着物、まさかマジモンみたいにがっつり着付けてるわけじゃなくて羽織って留めるくらいには加工されてるんだろうけど、それにしても服着るの結構面倒だろうし、えおえおもえおえおで被ってるし、アンコールの間あの作業してるって思うと休憩時間かなり少ないんだろうな。

今回は愛知の時のようにENMA DANCEがアンコール2曲めに来ていたので顕著だったんだけど、えおえおがReBirthから明らかにパフォーマンスに身が入ってなくて、流石に心配してしまった。色々と最悪な想像を、一瞬……本当に一瞬だけして、そのときに、SMTやHSPで暴れる彼らを母親のように心配するオタク達の感情が、ようやく少し理解できた。

そう、普段はあんまり心配しないのだ。ああいうヤバイ案件をコントロールする裏方に、信頼を置いているので。そうでなければ生モノなんて見れたものではない。あとは旁若無人すぎるのがデフォルトなので、大なり小なり、怪我を負うのは最早不可避だよなという諦めもある。

えおえおに関してはあの舞台に立つ上で避けられないハンデがあり、それが障害になることはきっとこちらが想像する以上に色々あるんだろうなと思い、もっと楽になったらなと望む一方で、あの風貌だからこそ好きな自分がいるので、そのジレンマにどうにもならないモヤモヤを抱えている。これはきっと、これからも付き合っていかなければいけない問題なんだろうな。

無理しないでなんて無責任な言葉は絶対に言わないけど、ハラハラするライブは本当に消耗するので、解決の糸口が見つかればいいなと思う。

 

最後にぼやいてしまったけれど、今回はこんなもんで。

今日はいよいよホールツアー最終日、兵庫。

そしてえおえおの誕生日。

何が起きるんだろうね。