キャップの溝にこびりついた何か

剥がすの楽しいよね

PHENIX -Eternal Flame- (11/23 名古屋)

・今回物販はすごいぞ!集合時間から15分で物販会場に誘導されるし、完全に購入が終わって落ち着いても集合時間から1時間に満たない!
 その秘密はこれまでの物販で会計の計算を2周していたのを1周で済ませたからだ!今後これが続くかはわからないが、会計ミスも当然起こりうるから自分が買おうと思っているグッズの値段はしっかり頭に入れてから物販列に並ぼう!
 
・今回のペンライトの電池は本当にポンコツなので事前に新しい電池に入れ替えたうえで点灯チェックをして不具合確認をしよう!黄色が橙色になるぞ!
 
・ペンライトをしっかりにぎるとうっかりMSSPボタンを押してしまうので、ストラップに手首を通して飛ばないようにしたうえで浅く持とう!すぐに赤や緑になるぞ!
 
・ペンライトも入る!と銘打たれたマルチポーチにはペンライトが最低6本入ることを確認したぞ!それ以上は誰か試してみてください。
 
 
 
 
 
帰ってきたら種々の症状で体調が劣悪だし、遠征にもライブにも向いてないなあと苦笑いしてしまう午後1時。
思った以上に自分に無理をさせているみたい。翌日の仕事は休みにしておいてよかった。
それでも後悔は全くないのだ。心はつやつやと潤いに満ちている。
 
会場に入るなり、目に飛び込むのは舞台を隠す薄い白幕。それに今回のツアーロゴが投影され、奥のステージの様子はうかがうことができない。見えるのは客席側からおよそ奥行き4~5メートルほどだけ。ある程度の演出にめどをつけつつ、客席へ。
開演が近くなると、今回のゲーム実況メインタイトルとなる地球防衛軍5のCMがはじまる。ぶっちゃけMSSPが実況してなかったら関心がまるでわかなかったタイトルだったけれど、実況や生放送を経てめちゃくちゃやりたいと思うようになっているあたり、うん。ね。
途中音響トラブルが発生しつつ(めちゃくちゃびっくりした)、徐々に客電が落ちその明るさに反比例するように客席の興奮が高まっていくのはいつものライブのそれとまったく変わらない。さて、今回のオープニングはどんな趣だろう。
 
「悠久なる大地、名古屋に訪れたMSSPは……」
 
きっくんのナレーションとともに映し出されたのは、広大な草原。なめるような空撮によって彼らのピクニック姿が抜かれる。華やかなお弁当を囲み、やいのやいのと騒ぐ面々は、いつもの調子と全く変わらない。
ピクニックを終え、帰ろうかとするとき、そこに現れたのは明らかに地上のものとは思えない異形の化け物……雰囲気に合わせて言うなら「怪人」だろうか。
彼らは戦う決意をし、そして変身する……!
 
そんなこんなで本格的なアクションシーン、特撮らしい大爆発(CGではなくマジ爆発とのこと)、その戦いの足でライブに向かおうと着替え始めるMSSP……と、前回のオープニングから色々跳ねあがりすぎてFXで有り金を全て溶かした顔か頭が悪い人の顔をしてスクリーンを眺めているしかなかった。それでも幼少期に特撮ヒーローを見てテンションを上げていたあの血がよみがえったような、よみがえってないような。いや、なんだこれ。
 
そして登場した本物?生身のMSSP。メンバーカラーのモダンな衣装に身を包み、とてもお洒落。こちらの衣装はパンフレットで詳しく見ることができる。
 
「それじゃあいつもの挨拶から始めましょう! せーのっ!」
 
すぽおおおぉぉぉおおおぉぉぉん!!!!
 
なんかこれ、デパートの屋上でやってるヒーローショーで、司会のお姉さんが
 
「お友達のみんなー! こーんにーちはー!」
 
『こーんにーちはー!!』
 
って挨拶してるみたいだな、と今文字に起こしてふと思った。
 
トークは自然な流れで先ほどのOPムービーへ。
導入で名古屋といいつつ、実際は東京近郊で撮った(後の生放送で千葉の採石場?での撮影との話も)という裏話からはじまり、寒かった現場が爆発で一瞬ストーブに当たったかのように暖かかったとあろまが零すなど、はじめての体験にテンションを上げて会話をはずませる4人。
 
「いやー、それにしても怪人がたくさんいますねー!」
 
FBの台詞ではっとする。え、これ去年の魔王のくだりじゃね? とすると、客席の我々は怪人ですか。全然ヒーローショーじゃねーー!!
どうやって倒す?と物騒な会話が交わされ、物理的にとか精神的にとか(あK「なんで(ライブに)来たの?」F「俺達が呼んどいて!?」)、様々な攻撃方法が提案されたが、たどり着いたのは「怪人のみなさんを満足させよう」というところだった。
 
さて、ゲーム実況の感想、と行きたいところだけれども、残念ながらスクリーンを見ることはほとんど叶わないのっぴきならない事情があった。
今回かなりステージに近い席を引き当ててしまい、その上映像が投影されるスクリーンもこれまでの実況とは違いかなり客席に近い。
あまりにも近すぎて、若干酔ったのだ。特にゲームが画面の移り変わりが激しい地球防衛軍になるともう音を聞いてちらちらスクリーン(とモニターの前に座す4人)を盗み見ることしかできない。うーん、だけど4人は楽しそうだ。
一応、備忘録までに覚えていることをメモしておく。
 
1本目のゲームでは熱血硬派くにおくんの派生ゲームで大乱闘。
全体的な印象としてはきっくんが他3人を圧倒しつつ、それぞれ特殊な能力で熱い攻防を繰り広げ、彼ららしいカオスをいかんなく発揮していた。
2本目は地球防衛軍。いつも生放送で挑みつつ破れていたブルー・フォース(だっけ?)のインフェルノをプレイ。
生放送で観たときとは比べ物にならないくらい強化された4人(むしろ放置プレイによってHP27000越えのウイングダイバーを育て上げたきっくん)をご覧ください。
 
捌け口を間違えながら、定番の流れ、幕間映像が始まる。SMTの時は実写だったので、もしや?と思いもしたが映し出されたのは従来の幕間映像と似たレイアウト。ちょっと安心した。彼らがテーマにそってイラストを描き、それにあーだこーだいうコーナーだ。
幕間の内容は名古屋のヒーローvs悪役。2手にわかれてそれぞれがヒーローと悪役を描き、どちらが強いかを話し合うという趣。
きっと来年くらいにまた動画あがるだろうから具体的な内容は省略するけど、とりあえずMSSPはヒーローよりも悪役のほうが生き生きしてるな、という印象。
まあダークヒーローみたいなところあるし?(?)と納得し、幕間映像の終わりを察知して席を立つ準備をする。
 
 
承前、曲順もMCの内容もうろ覚えなのでご了承ください。
 
Static Flare
一時期舞台設営かじってたのでどうしてもセットが気になってしまって、最初ちゃんと演者を観られなかったのは後悔。
白幕が落とされ、その奥には新たな衣装に身を包んだ4人と、PLDを共に駆け抜け、今回も彼らの背中を守ってくれるMSSP BANDの4人が。
そして超スピードで白幕を回収していくスタッフさん。本当にありがとうございます。閑話休題
Static FlareはSoul Meeting Tour 2017のDVDの得点CDに収録される楽曲として書き下ろされたきっくんによる新曲。PUBG実況のテーマとして一部聞けるようになっているものの、フルは今回が初お披露目。きっと、PLDのOver Loadに相当する、エンジンキーになってくれることだろう。
9か月振りにファンの前で楽器を取った上で、ツアー初日の最初の曲に選ばれた、実質初披露のこの新曲は、奏でるにも相当プレッシャーがかかる曲だろうと想像するが、表情からは読み取れないほどのびのびと演奏するきっくんがとても印象的で、今回は安心していいんだなあと純粋に思えた。
ツアーロゴが描かれたフラッグを振りながら、パフォーマーもめちゃくちゃ動く。つよい。
 
ENMA DANCE
「踊れェ!!!」
もう何回聞いただろう。あんな煽られ方をしたら、無様に踊り狂うしかないじゃないか。己を地獄に落ち煉獄に焼かれる死人のように思いながら、今やMSSPのライブの定番になったこの楽曲。PLDの時点でも振付があったが、今回は振付が一新されて、4分をフルで踊り切る構成になっている。多分だけど、ダンスとしてはこれが一番レベルが高いんだろうな。
一新されたとはいっても、ファン側から人気が高いあそことかあそことかは残ってるのは流石だなあと。
 
 
ぼだらんのテーマ
すげえ失礼なんだけど「先生がちゃんとタイミング合わせて歌ってる……」って感動しました。すごいなあ先生。
ぼだらんのテーマに限った話じゃないんだけど合いの手とかどこまで入れるか迷う。「俺達は突き進むしかないぜ」とか……一応歌ってんだろうなって思うけど……あんまり聞こえないし……
 
名古屋きたぜ!と音楽パート最初のMCが始まる。
とはいえ、実況パートで既に名古屋来た感想というか、名古屋でどう過ごしたかを大体話してしまったため(あんまり名古屋堪能してないという話だった)、話は名古屋弁(?)に。
 
「会いたかった"ぎゃー"って使う?」
「(客席)使わなーい」
「え、じゃあえびふりゃーは??」
「(客席)使わなーい」
「え、使うって王子言ってたけど。王子悪い奴じゃん」
(ぽにき)「え、2000人を敵に回します??」
 
大体こんな感じ。
 
幾四音
幾四音全然関係ないのに「いーくしおんー」の人外の手の動きで武道館DVDの『おにぎり』を思い出して仕方なかった……
ボーカルにかかるエフェクトかっこいいよな~Aメロにだけかかるのが性癖すぎる。
ついうっかり正面のメンバーを凝視していたのでイントロのベースソロの演出ちゃんと確認してないんですけどスポットなくなったりしてないですよね。
気が付いた時にはソロが終わってしまっていて、それを取り戻すようにしばらくなべちゃんを観ていたんだけど(そのせいで人外のダンスをしばらく観れなかったのは別の話)なべちゃんの服装だけ妙にカジュアルで逆に浮いてたのがちょっとだけ面白いなと思いつつ、ここですることではないけれど「今回もありがとうございます」と胸中で拝んでいた。ひとりだけ緊張とか疲れとかめちゃくちゃ見えちゃうから心配してしまう。
 
THE BLUE
あっよく見たらこのセトリでミクが歌ってるの、ENMA DANCEとTHE BLUEだけじゃないですか。めちゃくちゃMSSP歌ってるじゃん……っていうのはライブ中も感じてたことだけど、14曲中9曲歌ってるのやばない……??というか4人で歌う曲が本当に増えた。
ENMA DANCEでグラフィックポイを回しながら二人がくっついてくるくる回るやつはここのCメロに移動していて。個人的にはあそこで二人が重なって片手のポイをポイント変えながら回している振りがめちゃくちゃ好きだったのでちょっと残念だった。まああれ人気高いもんな……難易度高いしな……。
ポイの絵柄今までそんなにちゃんと観測できなかったんだけど、今回月とか"BLUE"の文字とかが見えてテンション上がりました。
 
MCに戻り、セットすごいでしょ?と。背後を振り返るきっくん。
これまでのステージとは比べ物にならないほど高さが増したステージ。LEDが全面に張られ、およそ3メートルくらいの高さにはバンドメンバーが構えている。
今までのパネルとは比べ物にならない豪華さであるのははっきりわかるし、その上演出も凝ることができて、お金がかかっているのははっきりわかる。
 
(K)「これね、LED1粒1万円だってなべちゃんがいってた」
(F)「ほんと??」
「ね、なべちゃん」
(なべ)「1粒ね」
「まっじかy「嘘だけどね」
 
いや実際どれくらいなんだろうな……まあ似たり寄ったりだよな多分。何百円ではないだろう。
考えるだけ野暮なのでこれ以上言及はやめておくけど、とにかくそれだけの予算をかけていることに対して、「ファンに還元したいと思って」といった旨の発言をきっくんがしていた。
 
Egoist Unfair
すげえ失礼なんだけど(2回目)「きっくんがちゃんと歌ってる……」って感動しました。
ギターソロ直後の歌い出しだしメロディーをひとりで歌い続けるわけだし大変な曲なのはわかってたけど、
床を這う煙が溢れて大サビ前のきっくんソロの間まるでステージが見えないという珍事件。いや、多分もう何列か後ろだったらちゃんと見えてたんだと思う。
煙は妙に甘くて、小学校でやった避難訓練の時にテントの中で煙体験したときの匂いを思い出した。
 
あ、そうそう。エゴアンといえば、サポメンの間の高い位置に人外二人が並んでフラッグを構えるところからはじまるわけだけれど、
今回もおそらくそうだったのだろうが始まってしばらくの間、上手にいるはずの先生が全然出てこなくてハラハラした。1分くらい出てこなかったんじゃないの……気が付いたら普通にいて旗振っていたので、それ以上心配する余地を与えないあたりうまいなあと思った。
 
Phew!も細かいところ結構変わってたなあ。一番大きかったのはえおえおとあろまの共同作業のシーンが増えたところ。サバイバル感増した。というかマイムの技術が上がったよな。
キーボードソロでたかCさんのところにみんながあつまるやつ(個人的に森の音楽会と呼んでいる)は、ステージの都合上きっくんがめちゃくちゃたかCさんに絡む会に変貌。普通に鬱陶しいのにちょっと乱れるくらいで済ませるたかCさんすげ~。近づきはしないもののFBがたかCさんの方見てたのは観てたよ……。
 
ドラムのリズムですぐに「来た!」ってわかるの訓練されすぎだなあと自嘲しつつ、高速でペンライトを黄色に。きっくんがギターを取り換えている間に準備を整えていると、ステージ上の面々もうっすら笑いを堪えられていない様子だった。そりゃそーだ。一面の黄色にきっくんがにやにやしていると、FBが「いや後ろ(セットに映し出された不死鳥)も黄色になってるけどね」と突っ込みが入り、定番のきっくんコールの練習に。
きっくんをはじめ、FB、えおえお、あろまと順にコールをする。
メンバーそれぞれに特徴があって面白い。
 
FB
「きっくん!ねぼすけ!」「きっくん!じゅくじょ!」
 
えおえお
「きっくん!きっくん!」「きっくん!!!!きっくん!!!!」(やけくそ)
 
あろま
「きっくん◎×△□(聞き取り不能)(コールも不能)」
 
KIKKUNのテーマ
前回のツアーでやってたエイトリングが廃止されて、タオルをめちゃくちゃ振るパフォーマーふたり。
これを見て、もしや前ツアーでパフォーマンス指導してくださってたじっきぃさん今回参加してないのか!?と震えたけど、パンフレット見たらちゃんとお名前が記載されていたので安心しました。よく考えればPhew!がグレードアップしてたわけだし、参加してないわけがないけど。なんだったんだあれ……飛び込みキャッチとかさすがにセットが危ないから没になったのか……明らかにアクトスペース狭くなったしな……
今回ステージにだいぶ近い席だったので、きっくんとFBの手元を見ていることが多かったんだけど、(音はちゃんと聞こえなかったんだけど)サビでFBがメロディーのハモリ弾いててちょっとびっくりした。
 
 
そしてMC。ここでだったかなあ。きっくんがかっこいい感じでキメようとしていたのに、盛大に噛んでしまうシーン。
ステージをぐるりと一周し、気持ちのやり場にこまったきっくんが、最前の女性に「あげる」とさっきまで使っていたギターピックを差し出す。
もうねえ、パニックになるとじっとしていられなくなる癖が申し訳ないけど面白いよね。
そこからもピックを投げまくり、FBにたしなめられてようやくきっくんの自我が戻ってきた。
なんかここのMCはめちゃくちゃ面白かったような気がする。かっこよく決めたかったきっくんの心中とは裏腹に(笑)
 
Glory Soul
ここホント盛り上がるところなんだろうけど、どのタイミングで声をあげたらいいのかよくわからない!難しい!
多分フルコーラス4人で歌ってると思うんだけど、ここでえおえおの声が明確に聞こえたのがとてもうれしかった。
感想薄いけどここまで。だって次の曲で色々持っていかれてしまったんだもの。
 
 
曲間で照明が落ち、次の曲はどうなるかなと期待を募らせる。
そこについたスポット。それはフロント中央上手にまっすぐ降り、それに照らされた男が指を一本立ててその手を高く伸ばす。
 
「次の曲聞いてください 『WAKASAGI』」
 
WAKASAGI
そういうこと……するか……。
 
飾りっ気のなさが本当にFBらしい。そういうシンプルさがMSSPの中で一番似合うなあと思う。
衣装アクキーで死を覚悟し(ベストが似合う男が好きすぎる)、ブロマイドで骨すら残されず吹き飛び(顎と首のラインがぐう好き)(つーかほんと痩せたよね)、こう……もう何も差し出せるものがない状況でこれ。
衣装アクキーを見て、冗談で「衣装が似合ってたらこんなん好きになってしまう」と言っていたのだけれど、こんなん好きになるわ……。
当の曲については、CDでのアレンジとだいぶ違うので、別の曲レベルで印象が違うのだけれど本当にどちらも味わい深い。
CDでは加工された音声がポップさで歌詞のエッジを抑え、こちらではまっすぐに伸びていく歌声がストレートに心を打ち抜いていく。
「巨大惑星 右へ」「巨大隕石 左へ」でそれぞれ客席から見て右、左に力強く指をさしていたのがもう好き。
パフォーマンスの観点では、大きな方向性としてはM.S.S.PiruPiruTUNEと変わらず、青いペンライトを両手に持っての振りつけがかわいらしい。
パフォーマンスのペンライトの振り方に合わせて客席側もペンライトを振るの、一体感があっていいよね。
 
んんんん~~ここら辺曲順違う気がする。まあいいや
 
M.S.S Party
ライブで活きる曲だしやるよね~~ペンライトの海はきれいにできただろうか。
あと相変わらず合いの手ちゃんと覚えてなかったのでそろそろちゃんと覚えてこようと思う。うん。
 
 
なんとなく、そんな感じはしていて。
きっともう終わるんだろうな~と。そう思っていたら、やっぱりきっくんから新曲の存在を明かされた。
 
 
M.S.S.Phenix
去年、M.S.S.Phantasiaを初めて聞いた時も感じたことだけど、「こんな超ド王道なJPOPをMSSPが作ったのか……!!?」と震えた。
多分今回はきっくん作詞曲なんだろうなあ~~
重めでアツい、特撮の主題歌みたいな雰囲気がいっぱい……ウルトラマンとかそこらへんの……
日刊マイクラでお笑いパトレイバーが特撮ヒーローみたいだなって妄想をしてたらまさかの公式が特撮ヒーローしてきたのでなんか公式が最王手だなと思いました。
えっ……だってあのOPにM.S.S.Phenix重ねたら絶対めちゃくちゃかっこいいぜ……きっとあのOP以外にも色々カット撮ってあってフルMV投稿するときに戦うMSSPが見れるんだ……ただの妄想だけど……
不死鳥と聞いてどうしてもライブ前のM.S.S.Phenixのイメージがウタカタ永焔鳥のイメージだったんですけど完全に裏切られていっそ気持ちよかったです。
それにしてもMSSPの楽曲でムネアツになるとはなあ……
ただ断片的に聞き取れた歌詞が一筋縄ではいかなそうな感じだったので聞き取りも楽しんでいこうと決意。
 
そして「じゃ!」事件。ここは本人達も色々言っているので省略。本当に唖然としたんですよ。
こんなふわっとしていいのかよ!ライブ終わっちゃっていいのかよ!
ま、アンコールあるけども。
 
先述したように、今回ステージにかなり近い席。そのためほぼ照明がない状態でもステージの状態を伺うことができた。
まず先にバンドメンバーの4人が配置につき、各々調整をしつつ、袖の様子を伺ったりなどする。さて、MSSPはどうやって登場するのか。そも、次は何をやるんだ……?と思ったら、ステージの一番高い、センターの位置にFBの姿が。あれ?ショルキー抱えてないけど???
 
 
L4D2のテーマ
あれ……????なんで上に………と思ったら聞きなれないイントロが。そういえば生演奏でこの曲聞いたことなかった!
いやもうね……あの華やかな衣装で歌って踊ってなんかされたらアイドルとしかいいようがないですよ……
最初の間奏で、ムーディなギターメロディーに合わせて腰を回すところあるじゃないですか、あの衣装みんな腰のラインが割と強調されてるデザインだからめっちゃえっろいんですよね。ちくしょう。なんだあれ。く~~~~~!!
前回よりは布地が少なくて、ひらひら感薄めだな~邪魔だったのかな~~って思いながら見てたら、これ!!
そりゃ踊るんだったら邪魔ですよね!!はい!!!
いや踊ってくれるのが一番うれしいわけじゃないけど、こういうサプライズがあるのはうれしい、というかめちゃくちゃかっこよかったですね……。
SMTでも言ったけどこれ赤坂とか渋公とかで観た人達どうにかなってしまうのでは……??
あの時ゾンビダンスを踊ったあの人たちは今こんなにかっこよく歌って踊ってますよ……
 
 
M.S.S.Phantasia
武道館以来、この曲をなんどもかみしめるように聞いてきたけど、またステージの上の彼らの歌声で聞くと、どうしても感極まるものがある。
切実すぎる気持ちが詰まった歌詞を、ああも歌い上げられたら、いくら情緒が死んでる人間でも顔をゆがめずにはいられない。この曲は星が死んでいく曲だって、公式の見解だったか己の妄想だったかもあやふやだけど、「終わっていく感じ」だけは確かで。CDだとフェードアウトで終わる曲だけど、ライブだと最後に綺麗なピアノラインが入る。ああ、最後まで輝いて、そして終わったんだな、と。
あとPLDを思い出しちゃう。アンコール前の最後の曲でさ。アウトロできっくんが「この景色が俺達のファンタジアです」っていうの。

 

 
「何度同じ場所でライブをやっても、それは同じ景色じゃなくて、"この場"で今、集まっていることが特別」
 
「武道館やったけど、それ以来こうして皆の顔が見える場所で初めてライブをして、いいなって思った」
 
ニュアンス程度しか拾えていないけれど、こういった旨の発言をするきっくんは本当にかっこいいし、ずるい。
言いたくないことは言わない人だっていうのを分かっているからこそ、素直に受け取れる事実がとても幸福だと思う。
 
賛否両論あるのは承知だけれども、私はきっくんのあのセリフ、めちゃくちゃ好きなんですよね。
「ここにいる俺達が、MSSPだ!」ってやつ。
言葉通りじゃない、2重3重の、たくさんの意味が込められているんだろうなあと思う。
あのセリフひとつを主題にして卒論くらいのボリュームの論文は書ける。いつも身が引き締まる思いで聞いてしまう。この場に立ち会えたことの喜びを一番感じるのは、クライマックス目前のこのタイミングで放たれる、彼の想いをぎゅっと凝縮したこの言葉を聞いた時だな、ときっと永遠に思うのだろう。
そしてこの言葉の後に続く曲は、MSSPじゃないと生まれなかった曲で。
 
 
We are MSSP!
この曲ひとつとっても、ツアーを重ねるごとに進化し続けてるんだなあとしみじみ思う。
「Movie Zone いつもありがとう」できっくんがお辞儀していたけれど、ああいう振りって歌詞の意味を理解しながら歌ってないと自然にできない。
おそらく一番やってきている曲だから、きっと身にも染みていることだろうとは思うものの、彼らが今まで続いてきた軌跡が詰まっている1曲なのは本人たちが一番わかっていることだろうし、この曲はこの4人でしか生まれ得ない曲だからな……4人の曲だよな……。
 
ライブが始まる前、ライブに対して懸念していることがありすぎて食事をまともに取れないしぐったりしているし、こんなんでライブ楽しめるのか不安になりながら会場に入ったのだけれど、そんな諸々を全部吹っ飛ばして楽しめた。楽しかった。
はあ~~MSSPを信じろ……。
しあわせだったなと思う数と同じくらいどこに向けてかわからない「ごめんなさい」を繰り返してるんですけどね。いや~でもありがとう……この日をきっと一生忘れない……忘れないようにずっと語り続けたい……。