キャップの溝にこびりついた何か

剥がすの楽しいよね

M.S.S Project Tour 2020 PERIOD -The Next Phase- at 豊洲Pit(2/7)

普通に重大なネタバレを差し込みまくってるのでご自身の初参加公演が終わるまでは閲覧しないでください。




 久々に物販二時間も並んでウケる~~~~!
 初日だからというのはよく理解しているのだけど、1時間くらいで買えるだろうって高をくくっていたので思ったほど余裕のあるスケジュールにはならなくてちょっとだけ焦った。
 物販整理番号的には700手前。そう、リングライト完売続出のタイミングにブチ当たった。私はきっくんのリングライトだけ買えなかった。次の公演で買えたらいいなあ。
 当日は本当に寒くて、最低気温は余裕の氷点下、最高気温も7度という感じだったけど、外に出ずっぱりであろう物販のバイトさんたちの手がかじかんでいたのが記憶に残っている。ライブハウスだと中で物販するの難しいとはいえ、そんな状態の日陰で物販なんて地味に細かい作業するの大変だったろうなあ。しもやけなどになってないといいな。
 売り切れ発生したときにやまびこか?ってテンポ感で「KIKKUNのリングライト完売しましたー!」ってスタッフが口々に言ってたのウケた。全然余談なんだけど今回のスタジャンめちゃくちゃかっこいいね。いつも言ってる気がするけど今回はシャープなツアーロゴと黒ジャンが合わさってMSSPスタジャン史上最強のかっこよさだった。隣の芝理論だろうけどぶっちゃけグッズのパーカーより好き。閑話休題
 場所取りの俊敏さがモノを言うオールスタンディング、身内が笛吹きだったもので演奏会の席取りで爆走するご父兄を思い出して微妙に色々警戒してたんだけどせいぜいが早歩きで落ち着いて移動してて無駄に気がはやることなくてよかったな~と思う。ライブ中も同じこと思ったけど、会場の毛色が変わったところでそこにいる人たちは大体がホールスタイルのライブ主体で生きてきた観客たちだから今までと感覚が派手に変わったってことはなかったな。いや言うても私もスタンディング経験はキャパ数百人のそんなに暴れることのないアーティストのライブしかないけど……。
 そんなわけで視界に映る観客たちは光物は上げてもせいぜいが顔の真横までって感じだったけど、容赦なく拳突き上げちゃってしまって、大丈夫だったか割と心配。もう学級会見たくないので情報鎖国してるんだけどなんか耳に入れて置いたほうがいいことがあったら教えてほしい。もうライブハウスで視界なんてなくてもいいや~えおえおとあろまは今回いないんや~(えおえお推し)って思いながら来たけど普通に見るチャンス狙えて逆にびっくりした。むしろなまじ前にいたから普段より表情観察できた。あろまって結構客に視線あげるんだな~とか、ポイ回してる時のえおえおマジ何見てんのかわかんねえ……ってなるとか、知らなかった……。むしろ視覚からも聴覚からも摂取できる情報量が多すぎてめちゃくちゃ困った。贅沢な悩みだ。
 やっぱ視界を奪われると存在を感知できないメインメンバーがいるとね、そりゃそれ目当てに現場来る人も一定数いるわけだから配慮も必要かもしれんけど~~~でも~~~~めっちゃ腕上げてえ~~~!!コーレスやりてえ~~~!!って思っちゃうんだよね。楽しんでるってことを全力でアウトプットしたいので。
 つってツイッターのタイムラインにそんなに視界を重視したいんだったら二階席行けってツイート流れてきて確かにと思った。ただ後述するけど今回はモニターがメンバーの顔をほとんど抜いてくれないから表情は捨てなきゃいけないのが難しいね。そういうときにオペラグラス使うのか。(ライブハウスでオペラグラス?)


Over Road、地味にライブ定番曲になってて嬉しい限り。バージョンが多くて面白い。
最早振り付け再現余裕みたいなところあるけど、Over Roadについては場所によって思い出すのが旗持ってるバージョンか踊ってるバージョンかが違って面白いねという話をした。
ステージ、そういえば開演前から見えてるの初めてだな~と。開演前に楽器の調整をしているスタッフがステージを出入りしてるのを見て気がついた。
いつもはホリゾント幕に隠されて見えないのだから。うん。ほんとね。


Set List メモついでにパフォーマンス勢の二人が何をしてたのかも横に表記
新曲(inst.)  フラッグ
Egoist Unfair フラッグ
M.S.S.Panzer ダンス
(MC)
幾四音-Ixion- ダンス
三次元Triangle JUNCTION ダンス 
Over Road ダンス
(MC)
11光年クエスト ダンス
(SLIVER)
プロトレジエム 全員衣装チェンジ&ダンス
(MC)
花(華?はな?ハナ?87?とか表記どうなんだろうね) 
KIKKUNのテーマ ポイ
WAKASAGI ポイ
(MC)
ENMA DANCE ダンス
M.S.S.Party ポイ
(MC)
M.S.S.Phoenix ポイ
M.S.S.Period ダンス?(サビで拳突き上げながら歌ってた)
(Ancall)
アスヘノBRAVE ダンス
Shadow Hearts 太鼓
スターダストメモリー ポイ 
We are MSSP! いつもの


 いや今回めちゃくちゃやったな!? 時間的には普段のライブの音楽パートくらいの時間だった気がするんだけど。19曲……SLIVERも入れたら20曲……。たまアリのときですら17曲だったんだぜ。
 しかもCHP振り?Phantasia振り?のShadow Heartsもやってくれたのが個人的に今回一番うれしかった。しかもENMA DANCEと! アルバムM.S.S.Paryに同時収録された和風(?)曲ってところで勝手にENMA DANCEとニコイチを感じていたので……。
 かつては太鼓にもマイクがついてて演奏に参加する形でふたりも叩いてたんだけど、今回は叩くフリだった。実際叩いたらぼちぼちの音が鳴るだろうしどこかのマイクも拾いそうだもんな。ここでは割とステージ全体を練り歩いてくれて、間奏では上段センターであろまがえおえおの太鼓を叩く一連のシーンがなんだか愛嬌を感じられてよかった。それまで感情的に全力だったので、ハードな曲だったけどちょっとリラックスできたような。
 冗談で言ってた宇宙三部作やってくれるといいねという話も叶えられ、その上やべえ新曲を聞かされ、は、、あ……!??と戦きがすごい。何気にFBソロ4曲もやってるやんけ。基本的に背景のモニターにメンバーが抜かれることはなく(カメラが入る場所もないので当然である)、MVや過去公演で使われた映像が流されてる感じなんだけど、『花』に関してはポップな色調の映像だったのが衝撃だったよ……私の中ではあの曲はどう考えてもFB777作詞曲なのに、なのに……!
 『花』の印象は、あえて宇宙三部作で例えるなら11光年クエストに近い後味だった。ところどころ記憶に残ってる歌詞は、『もう一度』『世界が消え去っても』『咲き誇れ』とかまあ……逃れえない終焉の中にあってその中でも力強い息吹を感じるとかなんとかそんな感じ。
 あとモニターでコールできそうなところの歌詞出してくれるのめちゃくちゃよかった(M.S.S.Partyの「叫べ」「騒げ」など)声出していいんだなー!って思うじゃん。
周りからもめちゃくちゃ声が聞こえて嬉しかった。
 今回一番の変化と言えば転換だった。11光年クエストが終わり、ステージが暗くなったと思ったらほぼ駆けるようにしてはける4人。困惑する観客。しばらくの空白の後、流れてくる間違えるはずのないSLIVERのイントロ。ここで1部が終わったんだな……とぼんやりと感じた。今思えば、その前までの曲は盛り上がる曲とはいえどこかダークさがあって、彼らが身を包んでいた黒い服装も相まって、なんか……なんだろうなあ……クールな格好良さがあった。今までの音楽パートでは感じられなかった空気感だったと思う。
 そしてプロトレジエム(サポメン4人のバンドアレンジ!)で2部が今までと違う何かを予感して、興奮が抑えきれなかった。プロトレジエムといえばSMT2017のダンス!もしかして!って、ボルテージが上がる中で、順々にスポットにあてられて再登場するメンバーカラーの衣装に身を包んだ4人!当時の振り付けを踏襲しながらもリファインされたダンス、歴史と進化を感じさせてとてもいいな~と思う。
 毎度のライブでの華やかな衣装から方向性を変え、カジュアルさが増し、シルエットも合わせてきてるのいいなあ。ライブハウスだと今までの衣装のベクトルだと浮きそうだな~って思ってたから今回の衣装の方向性は好き。もちろん転換前の黒一色の衣装も好き。
 プロトレジエム以降は飛び跳ねたくなるようなテンションの上がる曲が連続して、とにかく熱くなる。ENMA DANCEがこの位置にくるの新鮮だけど、テンションが最高潮に達したところでの「踊れェ!」は本当に全力でブチ上がれて楽しかった。
 なんというか今回セトリが完成されすぎてローテーションする余地なくない?これで全公演回されてもイケるもんな。
 音楽オンリーの満足度、想像以上だったのでサイコーでした。次のライブもすぐだ!